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 日本工作機械工業会は2023年1月16日、2022年12月の工作機械受注額の速報値を公表した。12月の受注総額は前年同月比1.0%増の1405億円。これにより、2022年の累計は前年比14.2%増の1兆7596億円となり、2018年の1兆8157億円に次ぐ史上2番目に多い受注額となった()。

図 工作機械の受注総額の推移
図 工作機械の受注総額の推移
(出所:日本工作機械工業会の統計データを基に日経クロステックが作成)
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 2022年の受注総額のうち、内需は前年比18.2%増の6032億円、外需は同12.1%増の1兆1563億円だった。世界的な半導体市場の拡大に伴う半導体製造装置関連の需要が堅調だったことに加え、中国を中心に本格化した電気自動車(EV)関連の設備投資が受注を押し上げた。

 2022年の工作機械受注額の確定値は2023年2月2日に公表予定。