関西電力は2023年1月19日、AI(人工知能)を活用した電力制御サービスを2023年4月から法人向けに全国で提供すると発表した。電気設備を扱う企業などの利用を見込む。料金は個別見積もりだが、同社のサービスを契約していれば無料となる場合もある。
AIが電力の需要量と発電量を予測し、電力の使い方が最適となるようリアルタイムで制御する。例えば電力需要の多い昼間は空調を抑え、比較的需要の少ない夜間はEV(電気自動車)を充電するといった、無駄のない使い方が可能になる。太陽光発電と蓄電池を組み合わせた際のコスト削減額は、従来の制御システムと比べて最大1.5倍に増えるという。
関西電力は2023年度に100~200件、5年後の2028年度までに累計2000件の契約を目指す。