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 仮設機材の製造や販売を手掛けるタカミヤは2023年1月23日、ベトナム拠点のサーバーが不正アクセスを受け、同社と複数の子会社がランサムウエア(身代金要求型ウイルス)の「LockBit」に感染したと発表した。件数は調査中ながら、同社グループが社内サーバーに保存していた個人情報を含む顧客情報とグループ全社の従業員情報が漏洩した可能性があるという。

 タカミヤによると、2022年12月15日に発生した業務システムのアクセス障害を担当者が調査したところ、被害が判明した。同日中に対策本部を設置し、12月16日に復旧作業を開始した。

 2023年1月7日、タカミヤはランサムウエア攻撃をしたとする何者かからメールを受信し、リークサイトに同社名が掲載されていることを確認。1月11日に外部の専門機関からデジタルフォレンジック(電子鑑識)調査の初期報告を受領した。今後は漏洩した可能性のある情報の項目や件数、攻撃者の侵入経路、システムの被害範囲などに関して調査を進めるという。