日産自動車と仏Renault(ルノー)グループは2023年1月30日、これまで進めてきた資本関係の見直し協議が基本合意に達したと発表した。基本合意を受けて両社は同日に、「今後開催予定の取締役会の承認が必要となるが、本協議が重要なマイルストーンを迎えた」との声明を出した。
今回の基本合意によると、ルノーグループ(以下、ルノー)は日産への出資比率を現在の約43%から15%に引き下げる。日産のルノーへの現在の出資比率は15%であり、今回の基本合意によって両社の出資関係は対等になる。
ルノーは自社の電気自動車(EV)事業を分離し、新会社を設立する予定である。日産がこのEV新会社に出資することでも合意した。日産の新会社への出資比率は今後詰める。
さらに中南米やインド、欧州において、市場・自動車・技術の3つの視点で展開する主要プロジェクトを推進する。
なお、両社は2023年2月6日にも、今回の合意内容を正式に発表する予定である。