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 三井化学は、遺伝子診断サービスを手がけるDNAチップ研究所(東京・港)と資本業務提携契約を締結した。三井化学がDNAチップ研究所に2億8000万円を出資する。両社の技術を活用して、検査・診断領域での事業創出を目指す。

ニュースリリース

 出資により、三井化学の議決権比率は8.24%となる予定。DNAチップ研究所は、DNA(デオキシリボ核酸)やRNA(リボ核酸)の量を同時に測る技術や、数千から数百万のDNA分子の配列を同時に決定できる技術を強みとする。がんなどの疾患を対象とする遺伝子診断サービスのほか、大学・研究機関・企業向けに実験解析サービスを提供している。両社は、提携によってそれぞれの診断事業を拡大するとともに、新たな事業を創出する。

 三井化学は長期経営計画において、「ライフ&ヘルスケア・ソリューション」事業を第1の収益の柱に成長させる方針を掲げる。同事業では、医療事業領域の1つとして検査・診断領域に注力していく。