NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は2023年2月1日、茨城県つくば市で遠隔監視型の小型パーソナルモビリティーを活用したシェアリングサービスの実証実験を実施すると発表した。高齢者など移動手段に制約のある人向けのラストワンマイル確保を目的とする。
つくば市宝陽台地区の宝陽台自治会館、同地区に設置した3カ所の乗降場所、バス停間で、遠隔監視型の小型パーソナルモビリティーによるシェアリングサービスを提供する。利用者は事前に予約し、指定の時間に乗降場所に来ることで利用できる。遠隔監視室から小型パーソナルモビリティーを遠隔管制することで、安心安全な移動を支援する。なお安全確保のため、走行中の小型パーソナルモビリティーには保安要員が付き添う。
実証実験は、内閣府から受託した「先端的サービスの開発・構築等に関する調査事業」の一環として、つくば市の協力のもとで実施する。実施期間は2023年2月1日から28日の平日10時から15時を予定している。パーソナルモビリティーが歩道を走行するに当たり、利便性と安全性が両立する適正な通行速度などについての検証や取りまとめを行い、社会実装に向けた運用や環境の整備を推進する。