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 三菱電機は、2024年4月1日以降の新卒入社者を対象に新たなジョブマッチング制度を設ける。新設するのは、配属先に加えて給与・賞与が提示される技術系のコースと、応募・選考段階で職種が決まる事務系のコースの2つ。応募者の希望や専門性を踏まえた人材の配置を推進するとともに、入社後の自律的なキャリア形成を促す。

ニュースリリース

 このうち技術系のコースは、AI(人工知能)やデータサイエンス、パワーエレクトロニクスといった高度な技術領域への応募者を対象とする。選考段階で応募者の専門性と配属先のジョブマッチングを実施する従来の制度をベースにしながら、より高い給与・賞与を設定し、応募者が難易度の高い仕事へチャレンジできるようにした。新制度によって人材獲得競争で優位に立つ狙いがある。

 従来の技術系の制度は、応募者の知識・スキルなどを問わず入社後の処遇条件が同一だった。そのため、難易度の高い職務への応募意欲が高まりにくかったという。新制度は、雇用形態は通常の新卒入社者と変わらず、入社後の処遇条件について高い水準を提示する。