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 ソニーグループ(ソニーG)は2023年2月2日、取締役 代表執行役 副社長 兼 CFOの十時裕樹氏が同年4月1日付で、取締役 代表執行役 社長 COO 兼 CFOに就任すると発表した。現在、取締役 代表執行役 会長 兼 社長 CEOである吉田憲一郎氏は、同日付で、取締役 代表執行役 会長 CEOになる。

2023年4月1日にソニーグループ取締役 代表執行役 社長 COO 兼 CFOに就任する十時裕樹氏
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2023年4月1日にソニーグループ取締役 代表執行役 社長 COO 兼 CFOに就任する十時裕樹氏
(出所:ソニーGの2022年11月の2022年度第2四半期決算説明会の配信動画をキャプチャー)

 吉田氏は2018年4月からソニー(現ソニーG)の代表執行役 社長 兼 CEO(2020年6月から代表執行役 会長 兼 社長 CEO)に就任しており、2023年3月末でちょうど就任期間が5年となる。今回の社長交代は吉田氏からの提案だったという。「昨夏(2022年夏)、吉田から、グループ経営体制の強化のために十時を新たに社長 COOに推薦したいという提案を受けた。指名委員会において社長 COOとしての適性など、多面的に検討を行った上で、取締役会において審議し、本日、全会一致で決議した」(ソニーグループ取締役会議長の隅修三氏)

 十時氏は、1987年ソニー(現ソニーG)に入社。ソニー銀行 代表取締役やソニーモバイルコミュニケーションズ 代表取締役社長 兼 CEOなどを経て、2020年からソニー(現ソニーG)の代表執行役 副社長 兼 CFOの座に就いている。社長就任にあたり十時氏は、「事業環境や技術が大きく変化する中でも、顧客に選ばれ、社員を元気にし、優秀な人材を集め、企業価値を高め、そして、社会に還元するそうしたポジティブスパイラルを、吉田、ソニーグループの経営陣、そして世界中の社員とともに生み出していきたい」とコメントしている。