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 KDDIとソフトバンクは2023年2月2日、緊急時にauまたはソフトバンクの予備回線に切り替えて通信サービスを利用できる「デュアルSIMサービス」の提供を開始すると発表した。個人と法人の顧客向けに、2023年3月下旬以降の提供を予定する。

 両社は通信障害や災害で不通となった際の通信復旧までの代替手段確保を課題として捉えており、互いの通信網を予備回線とするデュアルSIMサービスを提供する。KDDIの連結子会社である沖縄セルラー電話にもソフトバンクの予備回線提供を予定する。

 KDDIは2022年7月に通信障害を起こし、延べ3090万人以上に影響を与えた。ソフトバンクは2018年12月に約3060万回線が影響した通信障害を起こしている。両社は「通信障害や災害通信時に通信ができなくなった際の早期復旧に向けた体制構築にも取り組んでいる」とする。