AI(人工知能)を活用した身体計測技術「Bodygram(ボディグラム)」を開発した米Bodygramは2023年2月6日、2023年1月から明治安田生命保険が提供する加入者専用サービスに同社の技術が導入されたと発表した。健康診断で測定する体格指数(BMI)の改善を促すため、体形の変化を計測するのに使ってもらう。
明治安田生命保険は加入者の健康診断の結果に応じて、最大保険料1カ月分相当のキャッシュバックを実施している。加えて、健康診断結果の改善に向けて加入者が利用できる専用サービス「みんなの健活サービス」を提供しており、2023年1月から新たに3つのヘルスケアサービスを追加した。その1つが、Bodygramを使って身体サイズを推定できるスマートフォンアプリの提供だ。
利用者は年齢や身長、体重、性別をアプリに入力したうえで、スマホで服を着たまま自分の姿を2枚撮影する。アプリが被写体の体の輪郭を自動で検出し、腹囲や肩幅など12カ所のサイズを推定する。また、体組成の測定や姿勢分析も実施する。他にも今回、明治安田生命保険のサービスに新しく追加されたのは、H2が提供する、センサーで血糖変動を可視化するサービスと、ハルメク・ベンチャーズが提供する郵送による肝炎ウイルス検査だ。