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 サンスターグループは2023年2月7日、無料のスマートフォンアプリ「おくち元気チェック」に、「おくち元気年齢」を測定する機能を追加したと発表した。実年齢との差を算出することで、口の健康に対して幅広い世代の生活者に関心を持ってもらう狙いがある。サンスターは同アプリを通じて口の健康に関する啓発を行い、健康寿命を延ばすことに貢献する考えだ。

「おくち元気チェック」アプリの画面イメージ。iOS版アプリは2023年2月1日にリニューアル、Android版アプリについては15日を予定
「おくち元気チェック」アプリの画面イメージ。iOS版アプリは2023年2月1日にリニューアル、Android版アプリについては15日を予定
(出所:サンスターグループ)
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 今回新たに追加した「おくち元気年齢」は、アプリ上で行うアンケートと、スマホのマイク機能を用いた発音チェックの結果から算出する。また口の健康状態をレーダーチャートやバーグラフで表示し、かむ力や舌の力、口腔(こうくう)の乾燥度などを項目別に確認しやすくした。アプリを監修した東京都健康長寿医療センター歯科口腔外科の平野浩彦部長は「大規模調査から得られたデータに基づき、口の機能の評価が手軽にできるように工夫されている」とコメントした。

口の元気度をレーダーチャートやバーグラフで表示する
口の元気度をレーダーチャートやバーグラフで表示する
(出所:サンスターグループ)
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 サンスターはオーラルフレイル(口の機能低下)の予防が健康寿命の延伸につながると考え、2021年におくち元気チェックの提供を始めた。フレイルとは加齢や疾患によって心身が衰えた状態で、フレイルになると要介護のリスクが高まるとされている。フレイルになる要因の1つがオーラルフレイルであり、食べ物をかむ力の低下や滑舌の悪化などから症状が進むことがある。平野部長によれば「オーラルフレイルの1つである咀嚼(そしゃく)機能低下はかなり進んでしまってから初めて実感することになり、対応が遅れがち」であるといい、アプリで気軽にチェックしてもらい生活者の意識改善につなげる。