介護施設向けITサービスを手掛けるRehab for JAPAN(リハブフォージャパン、東京・千代田)は、第三者割当増資で約11億3000万円を調達した。既存事業を強化するとともに、新規事業の創出に向けて投資する。
ニュースリリースリハブは、デイサービス施設向けにリハビリ計画作成を支援するクラウドサービス「リハプラン」を手掛けてきた。2023年4月には新機能を追加し、サービス名も「Rehab Cloud リハプラン」に刷新する計画である。導入事業者数は累計で1400を超えており、同サービスを通じて得た高齢者15万人の生活情報に基づいてケアデータのプラットフォームを構築した。さらに、オンラインリハビリサービスの開始に向けて実証実験も重ねている。今回調達した資金をエンジニアの採用やサービス導入支援などを強化し、新規サービスの立ち上げを進める。
増資の引受先は、SMBCベンチャーキャピタル(東京・中央)やJPインベストメント(東京・千代田)、小野薬品工業の100%子会社である小野デジタルヘルス投資(東京・中央)、オムロンベンチャーズ(東京・港)、Aflac Ventures Japan(同)が投資活動を支援するAflac Ventures LLC、南都キャピタルパートナーズ(奈良市)とキャピタルメディカ・ベンチャーズ(東京・千代田)が共同で設立したやまと社会インパクトファンド、MTG Ventures(名古屋市)など。リハブの累計調達総額は約21億円となった。