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 東北大学とアルプスアルパインは、新たな領域での研究テーマの発掘・推進に向けて連携拠点を開設した。両者の強みを組み合わせて、イノベーションの創出や人材の育成に当たる。「感動」「安全」「環境」といった未来価値創造につながる研究テーマに取り組むという。

ニュースリリース

 東北大学産学連携先端材料研究開発センター(仙台市)内に連携拠点「アルプスアルパイン×東北大学 つながる価値共創研究所」を設置した。新拠点での活動により、研究開発と人材育成での協力関係を深める。東北大は通信系システム・ユーザーインターフェース・AI(人工知能)・画像認識などの領域での知見を、アルプスアルパインはセンシングや通信、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)といったコアデバイス技術やシステム設計力などを持ち寄る。

 設置期間は2023年3月1日~2026年3月31日を予定する。アルプスアルパイン技術企画室の所属で東北大学大学院工学研究科特任教授の谷口義尚氏が運営総括責任者を、同教授の大町真一郎氏が運営支援責任者を務める。自治体や、同じく東北大内に共創研究所を設置する企業と協力して、東北地方が抱える地域課題の解決にも取り組む。