KDDIとグーグル・クラウド・ジャパンは2023年3月7日、クラウドレンダリング技術「Immersive Stream for XR」などを活用したビジネス共創に向け業務協力覚書を締結したと発表した。KDDIの5Gやメタバース・Web3サービス「αU(アルファユー)」と、Google Cloudのコンピューティングリソース、YouTubeなどのコンテンツ配信サービスを生かして、新たなXR体験の創出と普及を進めるとする。
主な提携内容はGoogle Cloudの技術による高度なXR体験やユースケースの創出、YouTubeを活用したバーチャルアーティストの活躍機会の創出である。Google Cloudはデバイスのスペックに依存せずAR(拡張現実)やVR(仮想現実)表現を実現するクラウドレンダリング技術、バーチャルアバターなどの自然な会話を支援できる機械学習プラットフォームなどの技術を保有している。両社はメタバース・Web3サービスαUの実現、ファッションアイテムの新しい試用体験などで新たな消費・体験行動につながるユースケースを生み出すとする。
KDDIはYouTubeを利用した、バーチャルアーティストの活躍機会の創出に向けた取り組みも検討する。例えばバーチャルアーティストに焦点を当てた音楽ライブイベントの企画などを通じて、バーチャルアーティストの認知拡大・ユーザーの体験機会創出を目指す。