言語学習サービスを手掛ける米Duolingo(デュオリンゴ)は2023年3月14日(米国時間)、米OpenAI(オープンAI)が同日に発表した生成AI(人工知能)の最新版「GPT-4」を搭載した新サービス「Duolingo Max」を発表した。GPT-4で動作する対話型AIチャットボットを通じて、会話の練習機能や詳細解説の機能を提供する。
関連記事: 米OpenAIがマルチモーダルの「GPT-4」発表、画像の入力が可能にスマホ向けの言語学習アプリ「Duolingo」で提供する有償の新サービス「Duolingo Max」に、GPT-4を採用した。提供する新機能は、カフェや空港などのシーンを設定して対話型で会話練習が行える機能「ロールプレイ」と、Duolingoが提供中の既存レッスンで学習者が間違えたり疑問を持ったりした箇所にAIが解説を生成する「スマート解説」の2つ。ロールプレイでは会話後に、AIが学習者の回答の正確さや改善に関する助言も生成するという。
サービス開始時点での提供地域は米国と一部の地域で、英語話者がフランス語とスペイン語を学習する場合に対応する。提供地域や対象言語の組み合わせは順次、拡大していく。GPT-4は米Microsoft(マイクロソフト)が2023年2月に刷新した検索サービス「Bing」でも利用しており、企業への機能提供が広がりそうだ。