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低評価に終わった日本メーカー・モデル

 最低評価の「Poor(悪い)」となったのは、ホンダ「Pilot」、韓国・現代自動車「Palisade」、欧州Stellantisの「Jeep Grand Cherokee」と「Jeep Wrangler」、マツダ「CX-9」、日産自動車「Murano」の6車種。6車種はいずれも頭部や頸部にけがをするリスクが高く、特にWranglerは後席のサイド・カーテン・エアバッグがないため損傷リスクが非常に高かった。また、CX-9、Grand Cherokee、Palisade、Pilotはシートベルトの張力が高く、特にGrand Cherokeeで胸部傷害の値が高かった。また、Grand Cherokeeは後席ダミーの頭部が反動で窓とエアバッグの間に入り込み、車内の硬い面や車外の物体に当たる危険性が高かった。

全13モデルのモデレート・オーバーラップ前面衝突試験結果
全13モデルのモデレート・オーバーラップ前面衝突試験結果
(写真:IIHS(Insurance Institute for Highway Safety))
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