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 サトー(東京・港)は、製造業におけるトレーサビリティーの強化を支援するソリューション「Trace eye」シリーズにクラウド対応版を追加した。自社工場や取引先、海外工場、外部倉庫などの拠点をクラウド上のプラットフォームでつなぎ、ものの動きを一元管理する。社内にサーバーを置くオンプレミス型に比べて、導入までの時間や初期コストに加えて、運用時の保守・管理の工数や費用も抑えられる()。

図 クラウド対応版の導入メリットのイメージ
図 クラウド対応版の導入メリットのイメージ
(出所:サトー)
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* サトーのニュースリリース

 Trace eyeシリーズは、原材料の入荷から在庫、計量・投入、出荷までのものの動きを管理し、現場作業の平準化・効率化や原材料・製品の管理精度の向上、トレーサビリティーの強化を支援する。生産管理システムや製造実行システムとの連携により、生産プロセス全体の最適化を図れるとしている。

 クラウド対応版として、食品製造業向けの「FOOD-Pro」と化成品製造業向けの「Material-Pro」の提供を開始した。各拠点の在庫状況などを可視化し、データの活用を可能にする。QRコードやRFIDなどの自動認識技術を利用できる。多言語に対応しており、ユーザーごとに言語を選べる。

 Trace eyeシリーズの月額料金は3万5000円から。テンプレート型パッケージのため、機能別のモジュールを段階的に導入できる。「原材料管理」「製造管理」「タギング(ラベル貼り付け)」といった機能モジュールを用意している。