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 NECは2023年3月30日、NECグループのサイバーセキュリティー専門企業であるインフォセック(東京・港)を母体として、グループ全体のサイバーセキュリティー事業を推進する新会社「NECセキュリティ」を発足すると発表した。新会社は、企業・団体が保有する実データを起点にセキュリティー戦略の策定支援から導入、運用、監視、対処までを一気通貫で提供するデータドリブンのサイバーセキュリティーサービスと中心とした事業を展開する。

 データドリブンのサイバーセキュリティーサービスでは、「企業・団体がどのような攻撃を受けているのか」「どの対策が機能して攻撃を防いでいるのか」といった様々な実データを横断的に分析してダッシュボードで可視化することで、セキュリティー対策の全体最適化を図る。また短期的な対策だけでなく、中長期的な改善サイクルを回すことで、企業・団体のセキュリティーガバナンスの強化、経営リスクを低減し、効果的なセキュリティー管理を支援する。

データドリブンのサイバーセキュリティーサービスのイメージ
データドリブンのサイバーセキュリティーサービスのイメージ
(出所:NEC)
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 NECはグループ横断のサイバーセキュリティー事業を統括し、2025年度にデータドリブンのサイバーセキュリティーサービスで220億円の売り上げを目指す。