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工場、大学、建設現場…様々な領域で高まるSDNへの期待

どのようにSDN事業を強化していくのでしょうか。お聞かせください。

 新しく定義したSDN事業のテーマは、「柔軟・迅速・安全に、人・モノ・コトを豊かにつなぐ」です。そのために「サービス化」と「事業領域の拡大」という2つの方向で、ビジネスモデルの転換を図ります(図1)。

図1 NECが目指す新SDNビジネスモデル
図1 NECが目指す新SDNビジネスモデル
「サービス化」と「事業領域の拡大」という2つの方向でビジネスモデルを転換する
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 まず1つ目の「サービス化」についてご説明します。これまでNECのSDN事業は、機器販売、及びSI・保守を行う、売り切り型のビジネスが中心でしたが、今後は「ライフサイクルマネジメント(LCM)」を実現するサービス型のビジネスである、「マネージドネットワークサービス」にも拡大していきます(図2)。これは、お客様のネットワーク設計、構築、運用、保守、そして改善提案を行うことで、お客様と継続的(サステナブル)な関係を構築できるものです。これによってお客様は、運用コストの最適化や、煩雑な運用業務からの解放、ワンストップサービスによる安心感というメリットを得られます。

図2 ライフサイクルマネジメントサービスのイメージ
図2 ライフサイクルマネジメントサービスのイメージ
ネットワークの設計、構築、運用、保守、そして改善のための提案を継続的に行う。顧客は、 高品質なネットワークをサービスとして利用でき、運用コストの最適化や運用業務からの解放、というメリットを得られる
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 具体的には、ネットワーク機器とその保守を月額で提供する「機器サービス」と、ネットワークの監視、リモートからの設定変更、インシデント対応などを行う「運用管理サービス」があり、今後メニューを拡大していく予定です。

2つ目の「事業領域の拡大」はいかがでしょうか。

 これまでNECのSDNソリューションは、企業のLAN/WANやデータセンターネットワークが中心でしたが、それ以外の領域にも、SIやサービスを提供していきます。

 例えば多くの企業では、様々なクラウドサービスを併用するマルチクラウド化が進んでいます。それらのクラウドで利用するアプリケーションやデータの種類に応じて、マルチクラウド環境におけるネットワークの最適化を実現します。

 また、製造業の工場には、生産設備とその制御用ネットワークがあります。このようなOT(Operational Technology)とIT(Information Technology)を融合すれば、既存設備を活用しながら工場のスマート化を実現できるというメリットがあります。

SDNとサービスを組み合わせたユースケースについてもぜひご紹介ください。

 例えば大学では、キャンパスや研究機関にSDNを導入すれば、用途ごとに仮想ネットワークを複数運用して、複数キャンパスや複数大学に跨る共同研究の活性化や、学生・職員・ゲストの利便性向上などを実現することができます。

 また建設現場では、大容量、多接続、低遅延という特徴を持つローカル5Gと、ネットワーク仮想化が可能なSDNを連携させることで、「End to end」でそのメリットを提供できるようになります。SDNコントローラーから仮想ネットワークを変更して、複数の現場の建設機械を1人のオペレータが遠隔操作するといった作業効率向上が期待できます。

 さらにパブリックセーフティの領域では、事前に学習・分析した過去の災害データを基に、台風のような予測可能な災害は事前にネットワークを切り替えたり、地震のように予測不可能な災害では発生後すぐに、ネットワークの設定を変えたりすることが可能です。これによって、ライフラインとして重要な通信インフラが完全停止することを防ぐとともに、避難者向けのWi-Fiを迅速に立ち上げる、といったことも可能になります。

 他にも、様々なユースケースが考えられます。今まで多くのお客様と接してきた中で、私たちはNECのSDNの強みを繰り返し確認してきました。サービス化と事業範囲の拡大には、その強みによる価値をもっと多くのお客様に提供したいという思いがあります。

多様な環境に対応し、顧客のビジネス拡大に貢献

今回の戦略に向けて製品はどのような強化をするのでしょうか

 多種多様なお客様の環境や用途に柔軟に対応するため、それを見据えた製品の強化、戦略パートナーとの連携に取り組んでいます。

 例えばSDNコントローラーでは、「Network Operation Engine」の機能を強化するとともに、「Network Operation Engine Overlay Network Extension」という製品を追加し、オーバーレイ方式に対応しました。これにより大規模LANやデータセンターのネットワークを効率的に管理できるようになります。先ほどお話しした複数大学に跨る研究ネットワークのようなケースで、大いに力を発揮するでしょう。

 また、戦略パートナーとの連携については、お客様が既に導入している機器の有効活用や、OTなどの専門領域の機器との接続を可能にします。この戦略パートナーとの連携は、今後も必要に応じて強化、および拡大していきます。

図3 事業領域の拡大イメージ
図3 事業領域の拡大イメージ
これまで、NECのSDNソリューションの主な導入領域だった企業LAN/WAN、DCネットワークに加えて、OT連携、マルチクラウド接続、ローカル5G活用などにも拡大していく
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NECが次の社会をどう捉えているか、そのために必要なネットワークは何か、それを企業にどのように提供するのかがよく分かりました。体制についていかがでしょうか。

 マネージドネットワークサービスに関わる人材を結集し、250人の専任チームを作ります。このチームは営業支援、開発、運用・監視分析、設計・構築、保守という業務を通じて、お客様のLCMを実現するものです。さらに、企業ネットワークに加え通信キャリア向けの構築ノウハウも持つNECのネットワークアセットの集約や、NECグループ会社とのシナジー強化によって、お客様に新たな価値を提供していきます。

最後に目標があれば教えてください。

 今回の戦略を通じ、SDNを活用した事業を今後3年間で累計1000億円売り上げることを目指します。

「人・モノ・コトを豊かにつなげ、サステナブルなデジタルネットワークを実現する」ことで、お客様のビジネス拡大に貢献します。新しいNECのSDN事業にぜひご期待ください。

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