自ら課題を見つけ、解決する力を育むためのICT

 一斉休校が終わってからは、オンラインを教室における授業と学校行事に取り入れている。2つの机を組み合わせて1人用にし、片方の机には常時タブレットPCを置いて、授業中も必要な時はディスプレイ上で教師とやり取りできるようにしている。

 また、新型コロナウイルスの感染防止の観点から、表彰式や農家、消防署の見学など、学校行事や集会などで三密を避けられるように、オンラインを積極的に活用して行く考えだ。

 「保護者と児童の両方にオンライン学習についてのアンケートを取りました。保護者に対してオンライン学習への取り組みについて評価を聞いたところ、評価するが92%、評価しないはゼロでした。児童は全員オンライン学習が必要だと答えました。今回の新型コロナ感染拡大の中で、保護者も児童もオンライン学習は必要だと考えていたのです」(佐和氏)

オンライン学習を評価し、継続を望む保護者が多い
オンライン学習を評価し、継続を望む保護者が多い
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 文科省は現在、GIGAスクール構想を打ち出しており、PC1人1台をはじめとする学校におけるICT機器の整備は確実に進んでいく。

 そこで問題になるのは、タブレットPCを中心としたICT機器をどう使っていくかということだ。学習指導要領の中で打ち出されているアクティブ・ラーニングを実践するには、教師が一方的に知識を教えるのではなく、児童自身がPCを使って、自ら学ぶ形に変わっていく必要がある。

 「今までのICT活用は教師が分かりやすい授業をするための効率化が目的でした。それに対して、当校の授業では、あえて児童が間違えたり、つまずいたりするような場面を設定しています。つまずいて立ち止まった時、タブレットPCを使いながら、双方向での対話を通じて学びが深まっていくのです」(佐和氏)

校長室には全校児童の顔写真が貼られている。児童が校長室を訪れることもしばしば。卒業生も顔を見せに来るほど、佐和校長は教え子たちに慕われている
校長室には全校児童の顔写真が貼られている。児童が校長室を訪れることもしばしば。卒業生も顔を見せに来るほど、佐和校長は教え子たちに慕われている
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