テレワークが広がる中で、Microsoft Teams(以下、Teams)の利用者が急速に増加している。日本マイクロソフトでTeamsのマーケティングを担当する春日井良隆氏と、マウスコンピューター法人営業本部長の金子覚氏が、テレワーク時代のコミュニケーションについて語り合った。

コラボレーションプラットフォームとして機能

急速なテレワークの普及で、Teamsの利用が一気に拡大しました。機能や利便性についてお話しください。

春日井 オンラインでのコミュニケーション手段には、Web会議、チャット、音声通話があり、またこれらのコミュニケーションの中でファイル共有を頻繁に行いますが、これらすべてが、Teamsに集約されていることが最大の特長です。

 また、例えば、営業部と開発部ではツールに求める機能が異なります。Teamsにはスマホのようにアプリを追加することができるので、使う人やチームのニーズによって機能を拡張できます。

 2020年8月現在、602のアプリが利用できますし、Power Appsというローコードの開発環境やRPAのPower Automateで拡張することもできます。

日本マイクロソフト株式会社 Microsoft 365 ビジネス本部 エグゼクティブ プロダクト マーケティング マネージャー 春日井良隆氏
日本マイクロソフト株式会社 Microsoft 365 ビジネス本部 エグゼクティブ プロダクト マーケティング マネージャー 春日井良隆氏
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金子 各部署に合わせた使い方ができるのはとてもいいですね。

春日井 Web会議は議論を進めるための手段の1つにすぎません。会議前にチャットで議論してから会議に切り替えることもあるでしょう。

 会議中にアンケートをとる、会議後には説明に使った資料を共有する、参加できなかった人のために録画を残しておくこともあると思いますが、Teamsにはこれらの機能がまとまっているので、用途によってツールを切り替える必要もありません。ITに詳しくない方にとっても、とっつきやすいと思います。

 また、1つにまとまっているため、導入コストを下げられ、運用管理が楽になる点も見逃せません。一般企業向けに提供しているMicrosoft 365 Business Standardは1人月1360円で利用でき、Teams以外にもPowerPointやExcel、OneDriveなどが含まれています。管理用のダッシュボードも1つで済みますし、当然、これらの製品はTeamsをハブとして、連携するように設計されています。

Microsoft 365 でチームワークを実現するハブとなる「Teams」。チャット、Web会議、通話、ファイル共有など、コラボレーションを容易に実現する
Microsoft 365 でチームワークを実現するハブとなる「Teams」。チャット、Web会議、通話、ファイル共有など、コラボレーションを容易に実現する
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ハードウエア要件で注意すべきポイントはありますか。

金子 TeamsをWeb会議だけで使うのであれば、それほどハードウエア要件にとらわれる必要はありません。

 出先からスマホで、社内の会議に参加することもありますし、音声だけであればそれほど性能も必要ありません。ただ会議中にファイルや資料を見るなど、複数機能を同時に使うときにはやはりPCが必要です。

 Teamsを立ち上げて、手元にファイルを置いたり、ブラウザで検索して、結果を共有したりすることを考えると、CPUはIntel Coreプロセッサー以上が望ましいです。

 また、Webを使ったツールが多様化してくると、メモリーが重要になってきます。Webツールの使用頻度が上がると、Officeソフト中心のビジネスユーザーでも、大きなメモリーが求められるようになります。そのため、最低でも8GB、できれば16GBあると安心です。

 あとは通信環境も大切です。Teamsは機能が豊富で、セキュリティも強固なので、できればWi-Fi 6サポートのPCが望ましいです。

株式会社マウスコンピューター 法人営業本部 本部長 金子覚氏
株式会社マウスコンピューター 法人営業本部 本部長 金子覚氏
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