社員用におよそ600台のノートPCを導入しているシネックスジャパンが、マウスコンピューターの「MousePro NB4」シリーズを新たに採用した。テレワークに最適と評価し、柔軟な働き方の推進につなげる。
ACアダプターまで軽くて持ち運びしやすい
シネックスジャパンは、PCやサーバーを中心に、ハードウエアとソフトウエア、クラウドサービスを販売するディストリビューターだ。様々なソリューションを組み合わせることで付加価値を加え、家電量販店、大手システムインテグレーター、大手電子商取引(EC)、大学生協、IT機器販売会社などに商品を卸している。
1962年、関東電子機器販売として設立され、2001年に丸紅傘下となり、丸紅インフォテックと社名を変更。2010年からはワールドワイドで販売網を持つ米SYNNEX Corporationグループの一員となった。
シネックスジャパンは2020年初頭、社員が使っているPCをリプレースする検討を始めた。
それまで使っていたノートPCは薄型で軽かったが、使っているうちにバッテリーが膨らんで底面が湾曲し、使うときにガタガタするうえ、PC本体が熱を持ってしまう問題が発生していた。
そうした問題が起こりにくい、丈夫で薄型・軽量のノートPCを選ぼうと様々な角度から検証した結果、マウスコンピューターの「MousePro NB4」シリーズの導入を決定。
「MousePro NB4は薄型なのにファンが搭載されています。冷却能力が高いのでバッテリーが膨らむ不具合は出ないだろうと考えました」とシネックスジャパン 情報システム本部 インフラ管理グループ 山田広樹氏は語る。
MousePro NB4は厚さ16.9mmと薄くて約1.1kgと軽い。ディスプレイのベゼル幅を細くし、従来の13インチクラスの筐体(きょうたい)に14インチディスプレイを装備しているため、スペースが限られる新幹線でも作業性に優れる。バッテリー動作時間は約25時間と丸一日を超える。
さらに山田氏は「社内で様々なメーカーのノートPCを使っているのですが、MousePro NB4はほかのPCと比べて、ずいぶん軽いなというのが第一印象でした。さらに衝撃的だったのは、ACアダプターのフットプリントが名刺サイズ程度と小さく、厚みも約16.9㎜ととても薄いことでした」と語る。
山田氏はそれまでも営業担当から「ACアダプターが大きくてかさばる。もっと小さいものはないのか」と聞かれることが何度かあったが「気持ちは分かるけれど、ACアダプターとはそういうもの。我慢してください」と答えていた。「こんなに小さくて軽くて薄いACアダプターがあるなんてとびっくりしました。ACアダプターも軽量でこそ、モバイルPCだと思います」(山田氏)