台湾・中国 中根レポート
目次
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台湾Innoluxが10四半期ぶりに営業黒字、新サイズと4Kパネルで積極攻勢
台湾TFT-LCD大手のInnolux社(以下、同社)は、2013年2月26日に2012年第4四半期(4Q)の決算説明会を実施した。4Qの売上高は1296億300万(1296.03億)ニュー台湾(NT)ドルだった。対前年同期比(YOY)は-1%で、対前期比(QOQ)はほぼ横ばいだった。
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ASEとSPIL、13年1月の売上高は会社側予測を下回る
数量増は期待できるが想定を超える価格低下リスクも
半導体後工程の製造請負企業である台湾Advanced Semiconductor Engineering社(ASE)と台湾Siliconware Precision Industries社(SPIL)が2013年1月の売上高と2012年第4四半期(4Q)の業績を明らかにした。ASE、SPILともに、…
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TSMCとUMCの13年1月の売上高、28nmのパフォーマンスで明暗
TSMCはスマホ、タブレット市場の拡大を最大限に享受
ウエハー処理工程(前工程)の製造請負企業(ファウンドリ)であるTaiwan Semiconductor Manufacturing社(TSMC)と台湾United Microelectronics社(UMC)の2013年1月の売上高が明らかになった。TSMCは、スマホ、タブレット市場の拡大を最大限に…
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1月の大型TFTパネル出荷状況、タブレットとテレビは堅調
台湾における1月の大型TFTパネル出荷数量は、対前年同月比(YOY)+19.0%、対前月比(MOM)-16.9%の1980万だった。主要4社中3社ではMOMで減少である。日本、韓国、中国を含めたグロ-バルの推計ベースでは、全体で約6500万(YOY+27%、MOM -10%)とYOY2桁増を維持し…
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Samsungは販売目標上げ、Apple需要は調整強く―台湾の1月動向から
台湾電子業界の各製品分野における代表的企業40社の1月売上高は、対前年同月比(YOY)+2.8%だった。ただし、2012年12月に過去最高を更新したHon Hai Precision Industry社(鴻海精密工業)の2013年1月売上高は、YOY-8%の3135億2700万NTドルになった。
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Samsung出資は両刃の剣、「シャープの受注急増」は早計だ
シャープは、韓国Samsung Electronics社日本法人のサムスン電子ジャパンに対し、3580万株の新株(発行済株式数の3.08%)を発行し、1株290円で割り当て、約104億円の出資を受入れると発表した。目的は液晶事業分野での協業深化である。
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TSMCの2012年4Qの営業利益は16億米ドル、2013年の設備投資は90億米ドル
半導体ファウンドリ最大手の台湾TSMCは、2013年1月17日に2012年第4四半期(12年4Q)の業績を発表した。同社は業績に関する説明会を台北で開催している。以下、決算・決算説明会の概要およびインプリケーションを記す。
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台湾AUOの2012年4Q決算:遠い韓国LG Displayの背中
台湾TFT液晶パネル最大手の一角を占める台湾AU Optronics社(AUO社)が、2月6日、2012年4Q(第4四半期)決算説明会を実施した。連結売上高994億NTドル(YOY +11%、QOQ-3%)、売上高総利益28億2200万NTドル(同黒字転換、黒字転換)、営業損失47億6200万NT…
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LG Displayの2012年度4Q決算、営業利益率が6.7%へ回復
2013年度1Qは調整局面だが価格はあまり下がらない見通し
TFT液晶パネル最大手の一角を占める韓国LG Display社は、2013年1月24日、2012年度第4四半期(4Q)決算を発表した。同4Qの売上高は8兆7430億ウォン〔対前年比(YOY)で32%増、対前四半期比(QOQ)で15%増〕と四半期では過去最高を更新。タブレットPC、スマートフォン向けな…
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12月の台湾の大型TFTパネル出荷数量はYOY+8%増、テレビはMOM2桁減少
2012年12月の台湾メ-カによる大型TFTパネル出荷数量は、YOY(対前年比)+7.5%、MOM+0.1%の2390万。主要4社中2社でMOM(対前月比)増加。日本・韓国・中国を含めたグロ-バルの推計ベ-スでは、全体で約7300万(YOY+27%、MOM+2%)とYOY2桁増を維持している。
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部品業界を襲う「Appleショック」、機器販売が想定以下で供給過剰に
2012年9月21日に米Apple社が発売した「iPhone 5」について、これまでのレポ-トで「注目点が供給側のボトルネックから需要面に移ってきた」と述べ、2013年1Q(第1四半期)の生産調整について指摘した。この販売状況自体はまずまずと見られるが、当初の想定を下回っているものとみられる。加え…
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Apple向け部材で強まる調整色、台湾電子産業の12月動向から
台湾電子業界の上場企業の各製品分野における代表的企業41社の12月売上高は、対前年同期比(YOY)3.5%、対前月比(MOM)-3.28%だった。ドイツ証券(以下「当社」)では全体でMOM -8%±5ポイントを想定しており、実績は想定レンジの上限だった。ただし、Hon Hai Precision …
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2012年11月の台湾パネル出荷、大型は主要4社全てでMOMで増
台湾パネルメーカーの2012年11月の大型パネルの出荷量は、主要4社全てで対前月比(MOM)で増加。一方、中小型パネルの出荷量は、台湾HannStar Display社を除く3社がMOMで減少となった。以下、その詳細をメーカー別に見ていく。
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液晶テレビの2012年の需要予想を若干引き下げ、2億800万枚台に
ドイツ銀行グループ(以下、当社)は、2012年における液晶テレビの需要(セルインベース)を、従来、2億1000万台と予測していた。しかし、ネガティブ要因がポジティブ要因を上回り、この予想に対して更なる下ぶれの可能性が高まっていると判断し、予想を2億800万台(対前年比(YOY)で+1%)に引き下げる…
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11月台湾大型パネル出荷はテレビ好調、ノートPCとモニターは低調でタブレット端末は一服
2012年11月の台湾メ-カによる大型TFTパネル出荷数量は、対前年同期比(YOY)+7.1%、対前月比(MOM)+5.5%の2390万。主要4社全社でMOM増加。日本・韓国・中国を含めたグロ-バルの推計では、全体で約7100万(YOY+22%、MOM+0%)とYOYで2桁増だった。
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11月の台湾ファウンドリの売上高、TSMCの13年設備投資は90億米ドルと強気
まず前工程。台湾Taiwan Semiconductor Manufacturing社(TSMC)の2012年11月における売上高は連結ベースで442.53億ニュー台湾(NT)ドルだった。前年同期比(YOY)で+23.4%、前月比(MOM)では-11.4%の2ケタ減収という結果である。同社は同年10…
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「iPhone 5」「iPad」の発注調整で「Appleショック」も
台湾電子業界の上場企業の各製品分野における代表的企業41社の11月売上高は、対前年同期比(YOY)+4.5%、対前月比(MOM)+8.8%。ドイツ証券では11月売上高は全体でMOM-9%±5ポイントを想定しており、実績は想定レンジ上限を大幅に上回った。ただし、Hon Hai Precision I…
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シャープとQualcommの協業、得するのはどちらか?
シャープは、米Qualcomm社との共同開発、第三者割当による出資受入れを発表した。主旨は、1)同社のIGZO技術をQualcomm子会社のPixtronix社が手掛ける次世代MEMSディスプレイに応用し共同開発、2)2回に分けてQualcommから約99億円(1回目は約50億円、総発行済株式数の…
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半導体後工程のASEとSPIL、2012年3Qは増収も当初見通しの下限に
半導体の後工程製造請負企業である台湾Advanced Semiconductor Engineering社(ASE)の2012年第3四半期(3Q)における連結売上高は、489億9100新台湾(NT)ドル〔対前年比(YOY)で5%増、対前四半期比(QOQ)で7%増〕。2010年2月から電子機器受託生産…
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AUOとCMIのパネル生産、2012年10月はほぼフル稼働
台湾AU Optronics社(AUO)は、大型パネルの2012年10月の出荷数量が990万枚と対前年比(YOY)で20.8%増、対前月比(MOM)で15.7%減。実需ベースでの生産を続けている同社も、実需回復に伴い稼働率も緩やかな改善基調が続き、稼働率は85%に達したと見られる。ガラス基板の投入量…
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