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パナソニック補聴器の「モデルJJ」
まるで携帯音楽プレーヤーのようなパナソニック補聴器の「モデルJJ」

 アップルのiPodに対抗した新たな携帯型音楽プレーヤーか――。右の写真を見たら、そう錯覚する人も少なくないだろう。しかしこれはパナソニック補聴器(横浜市)が1月に発売した「ONWAモデルJJ」だ。補聴器としては異例のテレビコマーシャルの効果もあって、50~60代の新たなユーザーを掘り起こしている。

 補聴器には、本体をポケットに入れてイヤホンで聞くポケット型、耳にかけるタイプの耳かけ型、オーダーメードの耳穴型がある。アナログ方式が中心のポケット型だが、モデルJJはデジタル方式のため、雑音と会話を区別することができる。

衣服の擦れの雑音も少なく

 通常は音を拾うマイクが本体にあり、衣服の擦れなどによる雑音が気になるが、これはイヤホン部分にマイクがついているため、雑音も少ない。また標準の「スタンダード」から、より周波数帯を広げることで臨場感のある音を再現する「シアター」、耳障りな雑音を抑えた「パーティー」、言葉の聞き取りやすさを重視した「インドア」と、ボタンで設定を変えることで、場面に応じた音を拾うことができる。

 価格設定も魅力の1つ。7万9000円(希望小売価格)は、補聴器を使ったことがない人には高く感じるかもしれないが、補聴器はオーダーメードなら片耳で30万円を超えるものも珍しくなく、格段に安い。このため補聴器を使わなかった層にも手が届く価格で、「3月末までに5000台を上回る勢い」(パナソニック補聴器)という。

シーメンスヒヤリングインスツルメンツの「Vibe」
シーメンスヒヤリングインスツルメンツの「Vibe」は耳のくぼみに入れて使う

 デザイン性も見逃せない。これまでの補聴器は、できるだけ見えないように隠す形状だった。携帯型音楽プレーヤーのようにも見えるモデルJJは明らかに従来の補聴器の概念を覆す商品に仕上がっている。「モデルJJを目当てに売り場に来る人が増えている」(ヨドバシカメラマルチメディア横浜)と補聴器市場の拡大にも一役買っているようだ。

 一方、シーメンスヒヤリングインスツルメンツ(神奈川県相模原市)が2月上旬に発売したのは、まるでアクセサリーのような補聴器「Vibe(バイブ)」だ。

 右上の写真のように、小型の補聴器を耳のくぼみに入れる。こちらも魅せる補聴器。販売実績は未公表だが、「今年9月までの販売目標を発売から1カ月で達成した」(マーケティング部の大矢達朗氏)という。

17種類のつけ替えカバーも

 さらにカバーのつけ替えが可能で、最初から17種類が準備されている。その時のファッションに合わせてつけ替えることができる。これも従来の補聴器にはない商品だ。

 こちらは片耳が15万8000円、両耳で28万4000円という希望小売価格。モデルJJに比べれば高いが、「オーダーメードの補聴器に比べれば半値に近い」という。

 年齢とともに衰える人の聴覚。「難聴だという自覚がなくても補聴器が必要な人は1500万人に上る」(パナソニック補聴器)という。

 自宅で家族と話しているのに何度も聞き直したり、家族からテレビの音量が大きすぎると注意されたら、それは難聴の兆し。団塊の世代のお父さん、お母さんは一度、補聴器売り場で体験してみては。