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 長いこと働き続けていると、いつもいつも一生懸命はできないなあ、としみじみと思います。困難があるとすぐにめげそうになるひろりんママの性格もあるのかもしれません。

 でも、働くってちょっと山登りに似ているような気がするんです。石ころだらけの涸れ沢もあれば、森の中の小道もある。手すりのない崖の道もあるし、険しいくだりやきつい登りもある。いつも同じペースで登り続けることなんてできないし、休んだり、水を飲んだりしながら、とりあえず足元を見ながら、一歩一歩、上っていくしかない。ねっ、働くことと登山は似ているでしょう?

仕事のペースマネジメント

 働きウーマンのキャリア人生は本当に山あり、谷ありです。毎月振り込まれる給料に「これは絶対に少ない。割が合わない仕事だ」と怒りを覚えることもあれば、「こんなにいただいちゃっていいのかしら。あんまり働いていないのに・・・・」と罪悪感を覚えることもあります。

 でも、いろいろと周囲を見回してみると、男の人だっていつも全速力で疾走しているわけではないんですよね。ベテランの登山家が、自分の体調と相談しながら山を登っていくように、周囲の男性陣も、ここぞという時にがんばったり、適当にさぼったりしながら、潰れない程度に自分のペースをコントロールしながら働いています。

 そして、うさぎと亀ではないですが、長いレースの中では、自分をコントロールするのが上手な人が、結局は充実した仕事人生を送っているように思います。ストレスマネジメントとは少し違うのです。仕事のペースマネジメントとでも言ったらいいでしょうか。

仕事ぶりは点数でははかれない

 女性は概して、このペースマネジメントが下手な人が多いように思います。優秀な女性ほど几帳面だから「何とかもらった給料以上の仕事をしなければ」と無理をして突っ走り、倒れてしまう。自分で自分を潰してしまう人、周囲で見たことはありませんか?

 ある証券会社の人事部長さんと話した時に「優秀な女性ほど、最初のスタートダッシュが続かず、3年ほどで自分で自分を疲労させて辞めていくケースが多い」と指摘していました。入学試験にしても、中間試験にしても、学生時代というのはいつも自分の頑張りが点数になりますから、点数のつかない社会人になって、つい自分のペースを見失ってしまうのかもしれません。

 でも、仕事というのは点数がなかなかつかない、つけにくいことが多いのです。仕事はチームワークですからね。チームの一員としていかに貢献したか、という貢献度はなかなかすっぱりと数字でははかれないものなんです。そこがもどかしくもあり、悩ましくもあるところ。

疲れたら休んでみませんか

 永遠に登頂は無理だと思っていた山。足元を見つめて一歩一歩進むうちに頂上に着いていた。働きウーマンのワーキングライフも似ているところがあると思います。一歩一歩足を進めて、疲れたら休んで、これまで来た道をはるばると見渡してみる。そうするときっと見えなかったものが見えて、辛かった急斜面も足をとられた石ころ道も、その意味が見えてくる。そんな風に思います。

 もう動けなくなるまで全速力で突っ走るのではなく、ところどころで休みながら少しずつ確実に上っていく。たとえていうならば、100メートル全力疾走よりも、無理のないジョギング。そんなイメージをもって働き続けていくことが、自分自身のキャリアを積み上げていく一番の近道だと思います。周囲の環境、自分の体調、自分の心理状態が悪いときは無理をしないこと。登山でも、ワーキングライフでも同じことですよね。