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 今年の「バレンタインデー」と「ホワイトデー」は日曜日。いつもなら職場の女性から「義理」でもらえたチョコレートも、今年は1つもなかった…と寂しい気分になったサラリーマンは多いかもしれない。

 「義理も人情もない」と嘆いてみても始まらない。「ホワイトデー」で女性に人情を伝えれば、雰囲気が和むかもしれない。お返しとして人気のあるいまどきの「スイーツ」事情を探ってみた。

 「今年のホワイトデーは週末なので、父親と子供が、母親に感謝の気持ちを込めてスイーツを贈るのもいいと思います」と話すのは高島屋の古沢美樹・ギフト・サービスプランニング担当係長。恋人へのプレゼントならやや高価なアクセサリーも一推しだが、家族で楽しむならやはりスイーツが定番だろう。

高島屋の通販で一番人気。小分けできる

 高島屋は今年、アクセサリーから洋菓子まで、春に旬となる「いちご」をテーマにホワイトデーの商品を揃えている。中でも洋菓子で売れ筋になると見るのはプレジィール(愛知県蟹江町)が展開する「グラマシーニューヨーク」のストロベリーチーズケーキ(写真右)。5個入りで1050円だ。3月1日から高島屋の東京・日本橋、新宿、横浜、玉川、大阪、京都、名古屋の各店で販売する。

 クリームチーズやカマンベールチーズを使い、いちごの味覚と香りが甘く、幸せな感覚をもたらしてくれるというこのケーキ。売れ筋と期待されるのは、インターネット販売での売れ行きが上々だからだ。

ネットで人気の商品を

 高島屋が昨年、ホワイトデーの期間にネット販売した商品ではトップの売上点数で、その数は2位の商品の8倍以上だった。

 同社がこの期間にネット販売する商品のうち人気の上位50点ぐらいはスイーツで、この商品は小分けにできることも人気の一因という。ならば3月12日に予想される職場の「義理返し」にも合いそう。最近は「大人の女性でも『おしゃれ』よりも『かわいい』が好まれる」(古沢氏)とのことで、高島屋はいちごをふんだんに使ったケーキなども人気が出ると見る。

 では、もう少し積極的に妻や職場の女性の心をほぐす効果のあるスイーツは何だろう。高島屋の例にもあるように、最近は評判のスイーツをネットで探し、少々高価でも人気のある商品を通信販売で購入するという女性が多いという。

スイーツマジックのプリン(写真は「ドゥーブルフロマージュ」)はバニラやチーズの素材にこだわる

 その一例が、スイーツマジック(名古屋市)の販売するプリン(写真右)。商品名は「ザ・プレミアムバニラ」などで1個630円もするが、2009年は前年に比べて3倍も売れ、注文しても待たなければ手に入らないことがあるという商品だ。

 エイチ・ツー・オーリテイリング傘下、阪急百貨店の阪急うめだ本店(大阪市)は3月10日から16日まで、このプリンを1階の店頭で販売する。通常の 10倍ものバニラビーンズを使ったザ・プレミアムバニラの香りは、陶製の容器を開けた途端にほんのりと漂ってくるという。「ドゥーブルフロマージュ」はチーズ風味が特徴だ。「妻や娘に贈ればちょっと自慢できるはず」(H2Oリテイ)だそうだ。

 普段ならスイーツを買うことを気恥ずかしく感じる男性は少なくないだろう。ほんの少し勇気を出せば、「義理」はなくても「人情」のある温かいホワイトデーが待っている、かもしれない。