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研究テーマは「未定」でいいですか

理工系大学の学部3年生のOさんが、インターンシップの申込書類の一つである「履歴書」の「研究テーマ」の欄が書けずに相談にやってきました。

どうして「未定」って書きたいの

「だって、配属されたばかりだし、先生と顔合わせしただけで、何にも手をつけていないし」

未定じゃあ、ほとんど空欄になっちゃうじゃん。こういう研究したくて今の研究室を選びました、っていう「研究室概要」を書いてもいいんだよ。

「いや・・・今の研究室の先生は、就活の決着をつけてから研究にとりかかればいいという寛大さがあるって聞いたんで、それで選んだだけで・・・」

研究室の研究テーマそのものに興味がないと・・?

「ええ、まぁ。なのに、インターンシップでも、エントリーでも、なんか、研究室のことばっかり聞かれて、研究を活かして何やりたいかなんて聞かれても答えられないし・・・はぁ、オレ、研究室選び失敗したかなぁ」

少し話を聞いただけですが、研究室配属と、就職活動のタイミング、Oさんの安易な研究室選び、探究心の薄さなど複数の要因が絡んでいます。どうやら、ただ「未定」と書いておけば解決するような問題ではなさそうです。

ゼミと研究テーマと就職活動

多くの理工系大学は大学3年生の前期、学科によっては後期に研究室に配属します。しかし、実際にテーマを定めて役割分担をし、卒業研究に向けた研究(実験)に本格的に取り掛かるのは、学部4年の後期から、というところも少なくありません。まして、成績が悪くて人気の研究室へ配属が叶わず、第4希望に割り当てられて・・・という研究室配属時の選抜が絡むと本人のモチベーションとも複雑に絡み合います。

学部生は、就職活動をスタートする3年生の10月の段階では、研究テーマは全く「未定」、書けないと悩みます。これが、学部生が研究テーマと就職活動の狭間で苦しむ「研究テーマ 未定の壁」です。

もちろん、学会発表や論文のために、配属されてすぐに徹夜の実験を行う研究室もあります。この場合は、研究が忙しすぎて、あるいは研究室に遠慮して自由応募の就職活動が出来ないという状況が発生します。これはどちらかというと、大学院生がぶつかる「ゼミと就職活動の壁」です。

研究室活動と就職活動のタイミングには頭を悩ませるところですが、よく考えれば

・研究内容の確定=学部4年後期

・就職活動の内定=学部4年前期