PR

ですから、学部生の就職活動は「研究内容 未定」の状態で戦わざるを得ません。だからといって「未定」だから「未定」と書いておくのは、なんとも説明の足りない不親切さとしてうつり、志望意欲の低さとして伝わるリスクがあります。企業の人事から見れば、学部生であっても、研究に対する姿勢を探求心という形であらわすことはできるだろう、と考えるものです。

学部生でも語れる「研究テーマ」を考える情報源マッピング

[画像のクリックで拡大表示]

さあOさん、研究内容は「未定」だもんって振りかざしていては何も始まりません。研究室内容のところに何を書きますか?

「じゃあ『まだ決まっていませんが、○○教授のご指導のもと、ディジタル変復調について研究したいと考えています。』って感じですか」

いいですか、今、Oさんは、「基礎の学び」のところにいます。大学に入って、エンジニアの基本となる物理とか、化学とか、数学はしっかり学んできたはずです。

このOさんが、研究室で行われている「研究」を理解するだけで、自分がこれから学んでいく分野の可能性が語れます。研究室の研究は継続していますから、先輩の論文は読むことは出来ますし、学会発表の論文や、雑誌に投稿された論文だって読んで理解することは出来るはずです。

「この研究室では、理論解析と計算機シミュレーションにより、移動通信における伝搬環境で良好な特性を与える方式や、移動通信路特性の推定、ブラインドな推定方法の研究を行っています。3年次の担当研究では、OFDM(直交周波数分割多重方式)について調べ、卒業研究では、ディジタル移動体通信における信号処理方式と符号化について深める予定です。」というふうに。

企業が発信する「提案」情報を集めれば、企業のコンセプトモデルを知ることが出来ます。新しい用途や改善、便利などの情報を理解できれば自分もこうなりたい、こういう便利なものをつくりたい、という夢が語れるようになります。

さらに「生活」の情報を集めれば、市場のトレンドや、広告を踏まえて、基礎の学びとの連動を図って、得意な学びを活かせる、と語れるはずです。

「移動体通信は常に進歩しており、その中でディジタルをアナログに、アナログをディジタルに変換する方式はこれからも大きく変化します。そこで、○○教授のご指導のもと、ディジタル移動体通信における信号処理方式や符号化を研究課題にし、その中で通信を正しく伝える、情報の間違いを減らす、効率のよい方式を探し、実験にて研究していく予定です。」

というふうに。市場からでも、今までやってきた基礎の学びに軸足を置いた「研究室概要」のようにでも、書くことは出来ます。

大切なのは興味・関心・好奇心の連鎖

「なるほど、わかりました。じゃあ、そうやって書いておきます」