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 トヨタの「ハリアーハイブリッド」「クルーガーハイブリッド」は、排気量3.3LのV型6気筒エンジンに、ハイブリッド機構の「THS II」を組み合わせた。

図1◎ハリアーハイブリッド用「THS II」カットモデル。ベースモデルに設定のない3.3Lエンジンを搭載した理由は、「ハイブリッド機構を搭載した重量増をカバーして動力性能を高めるため」(会場の説明員)。

 同じくTHS IIを採用した「プリウス」との大きな違いは、フロントモータの小型化を可能にする「リダクションギア」を搭載した点だ。まず、ハリアーハイブリッドの駆動電圧は650V。プリウスの500Vからさらに上げている。モータの最高回転数は1万2400rpmとプリウスの1.9倍で、モータの最高出力はプリウス比2.4倍の123kWだ。

 この高出力化は、モータのサイズを大きくするのでなく、高回転化によりプリウスよりも81%(容積比)とモータを小型化しつつ可能とした。一般にモータを小型化するとトルクは減少してしまう。そこでギア比2.478:1のリダクションギアを使い、回転を減速し、トルクを増幅している。

図2◎中央に見えるのが動力分割機構とリダクションギアを一体にした「複合ギア」。リングギアは両者で一体になっている。