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 タクシー業界でみると、全国約27万台のタクシーのうち約5万台がドライブレコーダーをすでに設置しているのだという。これを受け警視庁は「8月以降、警視庁府中署を皮切りに全国各地の警察署が映像の提供を受けるため、タクシー会社と協定を締結」(産経デジタルが運営するイザ!の記事)したようで,これら録画記録を犯罪摘発に役立てようとしているらしい。1~2年も経てば、ドライブレコーダーに無線通信機能が付加され、リアルタイムでタクシーから画像情報を取得し、それを事件の摘発に応用するといった時代が来るのではなかろうか。

 で、思いついた。車内のドライブレコーダーも防犯や犯人確認のために、警視庁とデータを共有してはどうだろうか。走行時の車内の映像データ、音声データなどを保存しておくのだ。もちろん、事故や犯罪があった場合を除き、基本的にはこのデータは記録するだけで再生しない。ただ、公金でタクシーを利用する客は別だ。領収書番号などからそのタクシー料金が公金で支払われることが確認できた場合は、基本的にそのデータをネットなどを通じて一般に「情報公開」できるようにするのである。こうすれば、おいそれと私的なタクシー利用を公金に付け回すことはできなくなるだろう。

 「それは行き過ぎだ」と判じられるかもしれないけど、連日のマスコミ報道で役人の不祥事が暴露され続けているのをみれば、「ここまでやらなきゃダメかも」とか思ってしまう。管理社会を歓迎するわけではないが、税金を支払い続けている国民として、その使い道をチェックできる仕組みはちゃんと作ってほしいというのは当然の欲求である。

 とまあ小生ごときが吠えても、審判する側に悪事を働くやからがいる以上は届かぬ声に終わるのだろう。だが、あのタクシードライバーの切なげな後ろ姿を思い出すたびに思う。せめて国を預かる公務員なら、領収書なりチケットには胸を張って自分の名前を書いてほしいと。

 ついでながら、ネットにある情報ではこんな事件も発生していることがわかった。

 「25日午後(中略)男性巡査長(49)が、タクシーの運賃をめぐり運転手とトラブルになった男に事情を聴いていたところ、男が突然、巡査長の腕や足を殴ったり、けったりした。巡査長は公務執行妨害の現行犯で男を逮捕。巡査長にけがはなかった。
 調べでは、男は国土交通省国土調査課専門調査官(中略)。地籍調査のため出張中で、この日は神戸市内でタクシーに乗車。到着した現場で運転手から運賃900円を請求され、「料金が高い」と激怒して口論となり、運転手が同交番に駆けつけたという」(イザ!の記事)。

 「容疑者は当時、酒に酔っており、「警察官とは知らなかった」と話している」(同上)らしい。一般人だと思ったから殴ったけど、お仲間の警察官だったら殴らなかったのに、とでも言いたかったのだろうか。

読者の方へ
この連載では“起業案100を書きなぐる”をマラソンしてみようと思います。
身の回りの体験をヒントに脳裏に浮かぶ起業空想ロマンを書きなぐりしてみようと思うのです。
「人気がないから今回まで」と編集担当者が言えばそれまでですが、インターネット時代だから続きは我輩のサイトで行う所存でございます。