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日本版グリーンニューディール

 今、政府が日本版グリーンニューディールを検討しています。アメリカのグリーンニューディールは正式な発表ではないですが、10年間で150億ドルを環境エネルギー分野に投資し、500万人の雇用を生むというものですが、わが国のグリーンニューディールはあまり具体化されていません。予算の裏づけが全くできないからです。

予算の手当てをどうするか?

 私はわが国の経済や社会を環境対応させるには、年間で数兆円必要だと考えます。当然、予算は一般会計と特別会計を含み200兆円超もある政府支出のムダ使いをなくすことや、今まで土木工事に当てていた予算の振り替えで捻出すべきと思います。けれど、ムダ使いをなくし生み出した予算は介護や医療、子育てなどの制度を立て直すため、さらには新たな需要を生み出すための追加的な財政支出にも使わなければなりません。つまり、さらなる財源が必要になるのです。

 そこで、追加的な予算をどうやって生み出すかを色々と検討してみました。その中の一つのアイデアが「緑の国債」。産業と経済のグリーン化を進めるための予算として、「赤字国債」ならぬ「緑の国債」を発行するのです。

 その前提として、国債とは何かということを復習しておきます。国債、それは国が資金を調達するときの借り入れ証書です。つまりは、国の借金証書ですね。当然、国は国債を買った人や組織に利子を付けて返さなければなりません。

 その国債には赤字国債と建設国債とがあります。赤字国債は、国の収入のほとんどを占める税収では足りない場合、その赤字を埋めるために発行するものです。現在、財政健全化のためにこの赤字国債を減らすことが国の大きな課題となっています。一方、建設国債は、社会インフラである橋や道路などを作るために発行するものです。国の借金は増えますが、社会インフラが国の資産として残るものとされます。