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 10月の大型液晶パネルの価格は,9月に引き続き下落で決着した。テレビ用は主力の画面サイズで前月比5米ドル,モニター用は同3~5米ドル,ノート・パソコン用は同2~3米ドルの値下げとなったもようである(詳細レポートはこちら)。11月初旬の価格交渉状況を見ると,停電事故の影響など,ガラスの需給状況を理由に需要が集まる韓国パネル・メーカーが,台湾パネル・メーカーに比べてやや強気で推移している。ただ,季節変動に基づく需要の低下による値下げの方向に変わりはなく,あとは値下げ幅をいくらにするかの攻防となっている(図1図2)。

IT用液晶パネル価格
図1 IT用液晶パネル価格推移(11月以降は予測)
出展: ディスプレイサーチ,「月刊 大型LCD&PDP価格調査レポート」

32型テレビ用パネル価格
図2 32型テレビ用液晶パネル価格推移(11月以降は予測)
出展: ディスプレイサーチ,「月刊 大型LCD&PDP価格調査レポート」

 一方,中国における国慶節ゴールデン・ウィーク商戦の結果,液晶テレビをはじめとする家電の販売は堅調に推移し,液晶テレビの出荷は前年比で倍増した。これを受け,中国のテレビ・セット・メーカーを中心に,年末商戦~旧正月商戦への仕込みのため,積極的な液晶パネルの購入を継続しているもようである。従って,テレビ用パネルの価格は,モニター用およびノート・パソコン用に比べて,値下げ率が比較的小幅に推移している。