PR

家電メーカーも自動車メーカーも苦戦

 総合力順位では思うようにいかなくても、秋葉原で日本の家電製品を銀聯カードで躊躇なく支払う中国人観光客の姿を思い出せば、日本が世界に誇る家電メーカーは、欧米企業や中国内資系企業に勝てるかもしれない。

 それでは、業種や製品別で、もう少し詳しく結果をみるとしよう。

 まず、調査対象である全500の企業ブランドから、家電・IT・エレクトロニクス分野の企業をリストアップすると、47社になった。その中に日本メーカー(合弁会社を含む)が13社含まれている。表2は家電・IT・エレクトロニクス分野全47社における日本の主な家電メーカーの順位を示したものだ。

表2 ブランド・チャイナ2011 分野・製品別1
タイトル

 残念ながら、買物袋を複数提げている中国人観光客の姿とは対照的に、こちらも、日本企業がTOP10に入ることができなかった。北京でも上海でも、日立、三菱、富士通の3社がランキングの下位に位置する。北京での結果に関しては、パナソニックでさえも、中位に低迷している。

 こうなると、日本のもう1つの基幹産業である自動車メーカーの結果が気になる。数十年前の中国では、“ベンツ”マークと同じくらい、トヨタの“クラウン”マークが輝いていた。同じく、調査対象である全500の企業ブランドから、自動車・自動車関連分野の企業をリストアップした。全41社の中に日本メーカー(合弁会社を含む)が10社。その結果から、日本の3大自動車メーカーの順位を表3にまとめた。

表3 ブランド・チャイナ2011 分野・製品別2
タイトル

 ここでも、予想に反して、日本メーカーはTOP10に入れなかった。実際、50近くある業種や製品の分類の中で、日本企業が優位なのは、たった1つ、カメラ関連のみである。

日本メーカーの危機