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日本製品は三流?

 こんな例もある。中国に住んでいる友人からのメールをご紹介しよう。

 「最近、国内で某メーカー(友人のメールには具体的な日本メーカーの名前が書いてある)のステンレスポットを購入した。同メーカーの製品は以前日本で購入したことがあり、とても満足していたので、国内で見かけた時にちょっと興奮した。価格が300人民元強で、中国系製品はもちろん、ほかの日系製品よりも若干高かった。それでも、このブランドに強い信頼を持っているから、即決断した。

 ところが、届いた商品は内容器のステンレスの作りが粗悪で、よく見ると国内との合弁会社で製造されているものだった。以前日本で購入したもの(タイ製)と比べると、あまりにも差が大きいので、がっかりした。このような商品が日本市場で流通することは絶対にありえないと思う。どうして中国市場だと、こんな低品質の商品をこんな高い値段で出すことができるのだろう?」

 残念ながら、私はこの疑問に答えられなかった。

 友人いわく、製品を日本のブランド名で売り出すのなら、日本品質を保証してほしい。日本メーカーの名前と日本並みの高い価格で、粗悪な品質の製品を提供するのは、詐欺行為に等しいのだそうだ。

 「ブランド・チャイナ2011」では、アンケート回答者に企業について自由意見を記入してもらっている。結果を見ると、どの企業への自由意見にも、「日系だから買わない」というコメントが1件や2件はあった。

 「日本人はどことなく、途上国の人たちを下に見ている」、技術在線(Tech-On!中文版)での読者のコメントの中には、このようにずばりと指摘する声もある。「日本メーカーの中には、『一流は自国(日本)用、二流は欧米用、三流は途上国用』というように供給しており、このため中国で売っている日本製品は三流のものであるという認識が強い。日本メーカーはまず、中国消費者が持つこのようなイメージを払拭しなければならない」。

 1度は騙されるかもしれない。しかし、不愉快な買物経験が重なれば、市場では徐々に否定的な態度が形成されていく。最悪な場合、日本製品と名乗るものは、中国消費者の意識にある「拒否集合」に入って、買物の検討対象から外されてしまう。