書籍レビュー
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著者に聞く:限られた時間で成果を出す極意は ゴルフも研究開発も同じ
大学教授が考えた1年で90を切れるゴルフ上達法!、城戸 淳二著、798円
おふざけで書いた本ではありません。本の冒頭で記した通り、真っ向からゴルフのレッスン書を著そうと考え、この本を出しました。私のベスト・スコアは89にすぎません。ただ、50歳を過ぎてからゴルフを始め、それから実質1年で90を切ったという例はあまりないようです。そこで、ゴルフの最短上達法をテーマとして執…
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製造業コマ対戦の裏側に迫る
直径2センチの激闘-町工場が熱中する全日本製造業コマ大戦- (B&Tブックス) 全日本製造業コマ大戦特別取材班著、1,260円
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上位1%になる7条件とは、例えば携帯ゲームをやめる
藤原和博の必ず食える1%の人になる方法 、藤原和博著、1,470円、東洋経済新報社
世の中はグローバル化して、ほんのひと握りのグローバル・スーパーエリートと、それ以外の大多数の人々に分かれる社会が、すぐそこまで来ている。しかし、スーパーエリートになれなかったとしても、絶望しなくていい。エリート以外の人々が生きていくには、「100人に1人」の希少性のある人材を目指せばよいのだ――と…
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2乗がつくる“神の数式”の世界へ誘う
世界は2乗でできている 自然にひそむ平方数の不思議、小島寛之著、945円(税込)、248ページ、講談社、2013年8月
「平方数」は、数学が生まれた古代から特別待遇の数である。自然数を2回掛けるという単純な定義なのに、不思議な性質を持ち、この世の中の成り立ちを支えている法則にたびたび登場するからだ。
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信長とジョブスと高橋みなみ、3人の共通点を挙げる新リーダー論
バカと笑われるリーダーが最後に勝つ トリックスター・リーダーシップ、松山淳著、767円
「トリックスター・リーダーシップ」という新しいリーダーシップの考えかたを提案し、しなやかに組織を引っぱり、変革していくために必要なことを教えるリーダー論である。
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DIYを楽しむ知識:自作ソーラー発電に適した畜電池とは
自宅で楽しむ発電 身近な材料から電気を作ろう、中村昌広著、767円
今から7年前のこと。著者の中村氏は、栃木県那須地域に家を建てた。家の南側に幅3mほどの小川が流れていて、何も遮るものがない。おまけに、風も強い。
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ビッグデータも有機の時代
ビッグデータの覇者たち、海部美知著、798円
このところ「ビッグデータ」という言葉をよく聞くようになった、という一文をマクラにして『ビッグデータ時代の新マーケティング思考』を紹介したのは、昨年12月のことだった。
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普通のサラリーマンのためのリーダー学(3)
悩めるリーダーの羅針盤、美崎栄一郎著、1,470円
ひとたびリーダーになると悩みは尽きないものだ。玉石混交の部下を率いて成果を出すことを求められるし、プレイング・マネジャーとして自分の仕事もこなさなければならないので、時間がいくらあっても足りない。価値観の違う若手は飲み会に出てこないし、年齢が上の部下とはコミュニケーションしづらい。いったい、どうし…
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普通のサラリーマンのためのリーダー学(2)
悩めるリーダーの羅針盤、美崎栄一郎著、1,470円
ひとたびリーダーになると悩みは尽きないものだ。玉石混交の部下を率いて成果を出すことを求められるし、プレイング・マネジャーとして自分の仕事もこなさなければならないので、時間がいくらあっても足りない。価値観の違う若手は飲み会に出てこないし、年齢が上の部下とはコミュニケーションしづらい。いったい、どうし…
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普通のサラリーマンのためのリーダー学(1)
悩めるリーダーの羅針盤、美崎栄一郎著、1,470円
ひとたびリーダーになると悩みは尽きないものだ。玉石混交の部下を率いて成果を出すことを求められ、プレイング・マネジャーとして自分の仕事もこなさなければならないので、時間がいくらあっても足りない。価値観の違う若手は飲み会に出てこないし、年齢が上の部下とはコミュニケーションしづらい。いったい、どうしたら…
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複雑性が人類にもたらす11の闇
Xイベント 複雑性の罠が世界を崩壊させる、ジョン キャスティ著、2,100円
ナシーム・ニコラス・タレブ著『ブラック・スワン』が世界的ベストセラーになったのは2009年のことだった。かつて西洋では、スワンは白い鳥に決まっていたが、オーストラリア大陸に白鳥と同じ姿で黒い鳥がいることが分かり、白鳥は「白い」という常識はくつがえってしまった。この「ブラック・スワン」と同じように、…
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所有から利用への大転換
コンサンプションエコノミクス クラウド時代を乗り切るビジネス再生の新ルール、J. B. ウッド/トッド・ヒューリン/トーマス・ラー著、2,100円
リーマンショックという突然の大不況に見舞われて、米国の大企業は徹底的にコストを見直した。聖域だった企業向けITシステムも精査され、たいていの機能が安価なクラウドサービスで置き換え可能だということが明らかになった。企業は、自社でITシステムを所有して管理・運用する高コスト体質から脱却し、必要なときに…
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片づけは成果を出す道具
トヨタの片づけ、OJTソリューションズ著、1,365円
著者は、主に1960年代前半から最近まで、トヨタ自動車の工場や開発などの職場で活躍していた元現場リーダーの人達である。
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「使う人」が「つくる人」に
FabLife(ファブライフ)、田中浩也著、2,310円
生活の中で「必要と感じたもの」を、そう感じた人自身が造り上げる。これを推進する活動「ファブラボ」の日本における発起人が、自らの体験と活動を通して「ものづくりの使い手への開放」について記したのが本書である。
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狂気のプロジェクトが日産をダメにした
日産 その栄光と屈辱 消された歴史 消せぬ過去、佐藤 正明著、2,079円
日産自動車の業績が、フランスRenault社に買収されるまでに悪化した原因は1977年から1985年まで社長を務めた石原俊氏にある―著者はそう分析する。英国進出をはじめとする事業を「狂気の海外プロジェクト」と呼ぶなど手厳しい。
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トヨタ工場を運営する基本中の基本を学ぶ
自動車工場のすべて エンジン製造・塗装・組立から生産管理の秘訣まで、青木幹晴著、2310円
著者は、トヨタ自動車の本社工場などで「生産管理・原価管理」を20年以上にわたって担当してきた。自動車工場の“すべて”と題するが、内容はトヨタ生産方式。トヨタの工場運営に関わる基本的な項目を、多くのイラストとともに分かりやすく網羅する。主な読者対象は自動車技術のプロというより、自動車以外の業種に関わ…
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マクスウェルとゲーテを知らないと笑えない話
サイエンスジョーク 笑えたあなたは理系脳、小谷太郎著、1,365円
おもしろい本を見つけた。ジョークを紹介しているのだから本来はおもしろいはずなのに、読み手によってはおもしろく感じない可能性のある本。おもしろいんだか、おもしろくないんだか、よく分からないおもしろい本だ。
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ディーゼルの最新動向を現職の技術者が解説
ディーゼルエンジンの徹底研究、鈴木 孝幸 編、2,520円
石原慎太郎前都知事の「ディーゼル車NO作戦」以来、日本ではすっかりイメージが悪くなってしまったディーゼルエンジン。しかし、最近では排ガスのクリーン化が進み、乗用車の一部車種で、ディーゼル仕様が売れ行きを伸ばしているほか、輸入車でも欧州車を中心にディーゼル仕様を用意するメーカーが増えるなど、状況は大…
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【日経BPから】HEV/EVの電池と“脇役”部品に焦点を当てる
HEV/EV要素部品技術2012-2013 車載電池、キャパシタ、補機、充電システム、日経Automotive Technology/日経エレクトロニクス 共同編集、15,000円
ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)と、ガソリン車で大きく異なる部品の“主役”はモータと電池。本書はそのうち、主役の一つである電池とそれら以外の“脇役”の部品に焦点を当てた。脇役とは例えば電池の周辺技術であるセルバランス回路や電池パック、評価装置である。さらにエアコンやブレーキ、充電器など…
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【日経BPから】イノベーションとオペレーションの戦い
ホンダイノベーションの神髄、小林三郎著、1,890円
「本田宗一郎という強烈な個性を失い、ホンダは普通の大会社になった」という人がいる。本書を読めば、ホンダは「本田宗一郎に代わる仕組み」を作り上げていることが分かる。著者はホンダでエアバッグを開発、その後はホンダの経営者たちと身近に接してきた。そんな経験を生かしてイノベーションの真髄を語る。