
エディターズ・ノート
目次
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スマートフォンはシミの原因?!
夏の日焼け止め戦争に巻き込まれるスマホ
これでスマートフォンの販売台数がさらに落ちる——なんてことはあり得ないだろうが、「スマートフォンはシミの原因」という考え方が常識になるかもしれない。きっかけは、化粧品大手の仏L’Oreal社のブランド「LANCOME」の日焼け止めだ。2016年の夏の日焼け止め商戦の目玉として、スマホなどが発するブル…
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“自動車を超える産業” 創り出す気概
この感覚、久しぶりでした。だいぶ前のことになってしまいましたけれど、2016年1月、東京・有明コロシアムで元気な企業のキックオフイベントに参加しました。約3000人のステークホルダーが客席を埋め、読売巨人軍(以下、ジャイアンツ)の高橋由伸・新監督がゲストで登場。そして人気シンガーソングライターの加藤…
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いよいよ4月、生活変えてみませんか
桜が開花し、春爛漫。新年度がいよいよ始まりました。日経テクノロジーオンラインを読まれているのは、技術職や研究職の方が多いかと思いますが、新年度を迎えるにあたって、ご自身の技術者や研究者としての生活を変えてみませんか。といっても、転職などを勧めるわけではありません。自身の今後のキャリア形成に役立つ、サ…
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トヨタグループのダイハツにできること
ダイハツ工業が2016年4月1日付けで、大幅な組織改正を行いました。トヨタ自動車による完全子会社(100%出資会社)化に対応したものです(図1)。完全子会社への移行は8月1日の予定です。今後ダイハツは、両社のグローバルな小型車開発という重要な役割を担います。
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失速ばかりじゃない、中国経済の別の一面
筆者は先週、中国に約1週間にわたり滞在した。中国のニュースと言えば、最近は経済失速に関するものが多い。経済成長率の鈍化や、その影響を受けた日本企業の中国事業の低迷を報じるニュースが相次いでいる。
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ホンダの新型FCV、どう低コスト化した?
次世代の環境対応車である燃料電池車(FCV)。2014年12月のトヨタ自動車「MIRAI(ミライ)」に続き、ホンダが2016年3月に「CLARITY FUEL CELL(クラリティフューエルセル)」を発売しました。FCVは燃料電池スタックを始めとした専用部品の価格が高いのが最大の課題であり、トヨタ…
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ベンチャーらのサポートで事業化目指す大学発ロボ
先日、大学が研究開発中のさまざまなロボットを展示するイベントを訪れました。イベントというのは、「大学発新産業創出プログラム」〔STARTプログラム、主催:科学技術振興機構(JST)〕の「技術シーズ選抜育成プロジェクト〔ロボティクス分野〕」の試作ロボット発表会「Robotics x Future 2…
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IECが「すごい」と言った資格
「セーフティアセッサ」という資格をご存じでしょうか。年々、この資格を取る技術者が増えています。日本独自の資格として日本を中心に展開しつつ、今では中国、韓国、タイなどのアジアに広まり、2015年にはIEC(International Electrotechnical Commission)が興味を示…
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危ない顧客志向
アドバンテストの収益性が低く、米Teradyne社の収益性は高い。日米の大手ICテスターメーカーを比べて、同業なのになぜ収益力にこれほど違いがあるのか。2016年3月11日、「SEMICON Japan 2016」(2016年12月14~16日、東京ビッグサイト)の開催概要説明会に招かれた著名アナ…
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アルビジアウルの衝撃
2016年2月中旬、メガサプライヤーの一つであるドイツZF社のアクティブ&パッシブ・セーフティー・テクノロジー部門であるZF TRWのプレス向け技術試乗会に参加してきました。開催地は、スウェーデン北部のアルビジアウルです。ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、私にとっては今回初めて聞く名前でした。
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ふと視界に入る問題、つい挑んでみたくなりませんか?
既に読者の皆さんはお気付きかと存じますが、日経テクノロジーオンラインにおける「E検定 ~電気・電子系技術検定試験~」の連載を2月末から再開しました。2014年9月から始めたE検定の連載は、E検定の開催時期(春および秋)に合わせ、毎回約2カ月半にわたってE検定のサンプル問題を毎週掲載してきました。今回…
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A社よ、お前もか
登録したのが12月9日だから、ちょうど3カ月になる。直営店では対処してもらえず、相談窓口に電話してから、もうそろそろ2カ月がたつ。それでもちゃんと動かないので困っている。A社が提供するスマホ向けの音楽関連サービスだ。
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インダストリー4.0と人工知能(AI)の関係
2016年3月2日に、PwCコンサルティング合同会社が開催したメディアセミナーに参加しました。PwCコンサルティング合同会社はプライスウォーターハウスクーパース(PwC)の日本におけるコンサルティング部門を統合して2016年3月1日に設立された企業です。同社は2016年2月末から、機械学習による…
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リアル開発会議2周年、新事業創出は“当事者づくり”
2014年春に「リアル開発会議」を立ち上げてから、まもなく2年が立とうとしています。新事業創出と異業種連携を推進するコミュニティーを形成することは目指し、会員誌を5号発行し、14にも上る開発テーマを掲げて参りました。さらに、新ビジネス創出講座「ビズラボ」を3回開催しつつ、富士通さんとコラボした講座も…
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シャープは「壁」を壊して復活できるか?
シャープが台湾の鴻海精密工業(Hon Hai Precision Industry社)の買収提案を受けました。国内大手電機メーカーの外資傘下入りは、恐らく歴史的な出来事になることでしょう。
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多様な技術が医療につながる
「nano tech 2016」(国際ナノテクノロジー総合展・技術会議、2016年1月27~29日、東京ビッグサイト)のリコーブースで、多くの来場者を集めていたヘルスケア分野の展示を見てきました。
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世界観の活用で深まるロボットと人の関係性
攻殻機動隊S.A.C.「タチコマ1/2サイズ・リアライズプロジェクト」karakuri products・松村礼央氏に聞く
「ユーザーとロボットの中の世界観を活用する」――。ロボットの分野からこれに挑戦している人がいる。karakuri products代表の松村礼央氏がその人だ。松村氏は、2016年2月11日に開催された、SF漫画・アニメ作品である「攻殻機動隊」の世界観を現実化させるプロジェクト「攻殻機動隊 REAL…
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ハッカソンで作る「攻殻機動隊」の世界
足や腕、内蔵などの体の一部、あるいは全部を人工物に置き換える「義体化」や、脳を情報ネットワークに接続する「電脳化」。これらはSF漫画・アニメ「攻殻機動隊」シリーズに登場する技術である。
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徹底して「出口」にこだわるロボット開発
現在、国内にはロボット関連の特区として茨城県つくば市や千葉市、北九州市などいくつかある。なかでも注目されている特区の1つが、神奈川県の「さがみロボット産業特区」だろう。
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「パワエレ」と「スタートアップ」、始めました
日経テクノロジーオンライン、実は少しずつ進化しています。2016年に入り、新たに2つのテーマサイトをオープンしました。