
エディターズ・ノート
目次
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高速道路の自動運転、個人的には気に入りました
高速道路を自動運転可能な実験車両に乗ってきました。と、言いたいところですが、同乗の人数制限の関係で後ろから見守ってきました。その実験車両とは、トヨタ自動車が研究開発中のものです。2015年11月上旬に同社は報道陣向けに同実験車両の試乗会のようなものを実施したのですが、そのときに同実験車両を見守る機会…
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異分野融合と電子書籍、そして学生の切れない関係
応用物理学会の選択
先日、本コラムで触れましたように、日経テクノロジーオンラインでは学会との連携を広げ、日経テクノロジーオンラインの読者の皆さんにぜひ知っていただきたいコンテンツを学会機関誌から選び、その抜粋や要約記事を日経テクノロジーオンラインに掲載しています。毎回多くの読者の皆さんに閲覧いただいており、大変好評を博…
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結局、IoTとは何だったのか
結局、IoTとは何だったのか。こう問い掛けるのはまだ時期尚早かもしれません。今も新聞紙面には連日この3文字が踊り、タイトルにIoTと冠した新刊書が次々に店頭に並んでいます。ただし、遠からずこの言葉が古臭くなることは、皆さんご存知の通りです。いわゆる「バズワード」に賞味期限がつきものである上、そもそ…
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モーターショーで見つけた異種金属接合技術
高さ0.7mmの「イボイボ」鋳造品をブレーキドラムに提案
TPRは、頭部がやや膨らんだ突起(キノコ状のイボイボ)を表面に多数有する鋳造品を、ブレーキドラムのしゅう動面と本体との異種材料接合に提案できるとして出展しました(図1、2)。鋳鉄製の円筒形部品の内側は平滑にしてブレーキシューが当たるしゅう動面とし、外側には多数の突起(イボイボ)を設けます。この部品の…
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ラグビー開幕戦で確信、「日本のスポーツ産業をもっと高度化しよう!」
ラグビーのワールドカップ(W杯) イングランド大会での歴史的な3勝を挙げた日本代表の活躍に睡眠不足なりながら、胸を躍らせた方々も多いのではないでしょうか。ラグビー旋風が巻き起こる中、社会人ラグビーのジャパンラグビー トップリーグが2015年11月13日(金)に開幕しました。
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フロアマップから読む、「2015国際ロボット展」
2015年12月2日から、いよいよ「2015国際ロボット展」が東京ビッグサイトで開催される。先日11月2日にそのプレス発表会に参加しきた。配布されたフロアマップを基に今回の国際ロボット展の展示内容を見てみよう。
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我が家が雇った日当200円の掃除ロボの実力
英Dyson社の「Dyson 360 Eye」使用レポート
2015年10月26日、掃除機メーカーの英Dyson社が、同社として初となるロボット掃除機「Dyson 360 Eye」を発売した。昨年9月の発表から約1年後の発売となった。表参道のダイソン直営店にふらっと立ち寄った際、つい購入してしまった(図1)。もちろん、家族の承認を取った上でである。個人的に…
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ガンダムが35年突破?、いやいやマクロスもまもなく35周年ですよ
2015年10月、他の編集部に異動していた先輩のU記者が、約5年ぶりに日経テクノロジーオンラインに戻ってきた。そして開口一番、私にこう言った。「最近趣味で仕事していますよね!?」 どうやら、日経テクノロジーオンラインのガンプラ35周年サイトに掲載した記事を読み、指摘しているようだった。大変心外であ…
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どうなる? 平議員と小泉議員からの引き継ぎ
「やはり変わってしまうのか…。残念だな」――。安倍晋三内閣が2015年10月に行った内閣改造。これまでであれば主要閣僚の新しい顔ぶれがどうなるのかには注目していた筆者だが、今回は内閣改造に伴う、ある副大臣と政務官の人事も気になっていた。内閣府の副大臣だった平将明氏と、同大臣政務官だった小泉進次郎氏…
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アシストスーツはなぜ腰回りのサポートに徹するのか
このとき思い出したのが、「ものづくりパートナーフォーラムin大阪2015」の際に取材させていただいたアクティブリンク(本社奈良市)です。同社はアシストスーツのメーカーで、主に建築や物流などの作業現場での利用を想定して開発しています。アシストスーツとは人の動きを補助する装置で、力を必要とするさまざまな…
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ガンダムとROS
先日、実物大のガンダムをロボットのように動かそうというプロジェクト「ガンダム GLOBAL CHALLENGE(GGC)」のイベントにお邪魔した。同プロジェクトは、2014年7月からアイデア募集が始まり、このほど第1次選考の結果が発表された。
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家電製造のノウハウで野菜の味が変わる
先日、千葉市幕張メッセで開催された「次世代農業EXPO」(2015年10月12日~14日)を取材しました。昨年に比べて特に印象的だったのが、エレクトロニクス技術やIT系の展示の多さです。昨年取材したときは、正直に言うと「基本的に枯れた技術を使う」という印象を受けたのですが、今年はエレ技術やITの中で…
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ついに登場!「放射線科」が舞台のマンガ
思わず、書店に駆け込みました。「放射線科」を舞台にした漫画が登場したと、編集長から知らされたからです。
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その外注、丸投げになっていませんか
技適の取得方法をご存じですか
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クアルコム会長に、「5G」について聞いてみた
「OFDMA自体は,、決して高いパフォーマンスを約束するものではない。OFDMAといった無線リンクの技術だけでなく、,その周囲のシステム特性を向上させる技術のほうが,、重要性は高い。なかでも私が注目するのは、密度の濃い基地局の配置だ。スモールセルといった基地局のマネージメント技術が,、次世代の移動体…
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「使い方が悪い」という言い訳
「使い方が悪かった」。製品事故が発生した際、その原因をユーザーの誤った使用方法とするケースが少なくありません。もちろん、どんな使い方をしても絶対に安全な製品を開発するのは不可能と言っていいでしょう。しかし、「事故原因は使い方の悪さ」で終わらせず、さらに一歩踏み込んで原因を究明することこそが、再発防止…
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東芝PC事業利益操作の悲しき顛末
東芝の不正会計問題に関連して、公認会計士の金子 智朗氏にここ数カ月の間、4本ほど寄稿していただいた。中でも、同社のパソコン事業が外注先への部品の“押し込み”で利益を水増した手法を詳しく解説した「最終報告書で明らかになった東芝PC事業の露骨な利益操作」は読者の高い関心を集めたようだ。この寄稿で気になっ…
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ニュートリノとは何か
質量は極めて小さいが、一度は物理学を危機から救い、一度は危機へ突き落した粒子
2015年のノーベル物理学賞は、「ニュートリノ振動」を観測した東京大学 宇宙線研究所 所長の梶田隆章氏とカナダQueen's University,Director of Sudbury Neutrino Observatory InstituteのArthur Bruce McDonald氏が受…
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東芝は変わろうとしていたのかもしれない
「これ、田中社長の一声で決まったんです」——。あの時出会った笑顔がどうしても忘れられない。中国・上海で出会ったお姉さんの笑顔ではない。今日はちょっと真面目な話だ。
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エレクトロニクス記者もノーベル物理学賞を予想
いよいよ2015年のノーベル物理学賞の発表が明日(2015年10月6日)に迫ってきた。2014年に日本出身の研究者3人が受賞したせいか、今年はあちこちのメディアで予想記事を目にする。どの記事もそれなりに説得力があって興味深いが、エレクトロニクスとその周辺の最新論文を追っている立場からすると、物足り…