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 昨日(2011年10月4日)からCEATECが始まり、その多数のニュースに埋もれそうな当ブログですが、CEATEC会期中も休むことなくがんばって(?)連載していきます。

 さて、思わせぶりなタイトルですが、要は日経エレクトロニクス10月3日号で担当した記事の紹介です。手前味噌で、すみません。お時間がない方は読み飛ばしてください。

 気を取り直して、記事の紹介をしたいと思います。それは2011年8月にソニーが発売したノート・パソコン「VAIO Z」の分析記事です。同パソコンは、薄く、軽いという点もさることながら、光伝送技術を採用したことが最大の特徴です(少なくとも私にとってですが)。VAIO Z本体と、専用の外部機器「Power Media Dock」(以下、ドック)を接続するインタフェースに光伝送技術を用いています。

 光伝送の採用には、光軸合わせや受発光部の配置など、電気信号にはない特有の難しさがあります。とりわけコスト増も課題視されます。そのため、光伝送技術は業務用ストレージ装置やスーパーコンピュータの基板間接続など、一部の用途に限られてきました。また民生機器において、音声データをやりとりするためにプラスチック光ファイバ(POF)を使った低速の光伝送技術が採用された例はありますが、高速な光伝送技術が採用されるのはVAIO Zが初めてです。

 こうした背景から、今回、VAIO Zとドックを分解し、その分析を試みました。ソニーはいかにして、光伝送技術搭載に向けた難題を克服し、光インタフェース採用にこぎ着けたのか。その秘密を探ろうと試みたわけです。

 その内容について、既にTech-On!で連載しておりますが、それはあくまで一部(分解記事のリンク集)。弊誌内ではさらに細かい内容を掲載しております。

 今回の分解は、これまで私が担当してきた分解の中で、もっとも多くの技術者の方にご協力を賜り、いろいろと分析していただきました。そのおかげもあり、光インタフェースにおける光学系の仕組みや信頼性確保の手法、コスト削減に向けた工夫の数々に迫りました。お忙しい中、ご協力していただきました技術者の方々にこの場をお借りして御礼申し上げます。記事に掲載した写真点数も多く、それぞれ大きめの写真なので、あたかも「写真集」のような仕上がりにしております。Tech-On!の連載をご覧いただき、関心を持たれた方はぜひ、日経エレクトロニクス10月3日号もお読みいただければ幸いです(10月3日号該当記事)。

 また、CEATEC開催に合わせまして、弊誌は会場内のブースと近隣のホテルでセミナーを開催しております(会場内でのセミナー)、ホテルでのセミナー)。会場内のブースではCEATEC会期中連日、ホテル内のセミナーは10月7日金曜日に開催されます。ホテル内のセミナーでは、VAIO Zの分析記事についても、日経エレクトロニクス分解班が登壇し、簡単ではございますが、解説いたします(該当セミナー)。もちろん、分解した実機も展示する予定です。ご関心のある方はぜひ、ご参加下さい。

 と、今回は宣伝続きでしたが、最後に一つお願いが。読者の方で分解してみたい機器がございましたら、本ブログのコメント欄にご意見をいただければ幸いです。諸事情により、ご要望の機器すべてを分解することができませんが、頂戴したご意見を基に今後の分解記事に生かしたいと考えております。何卒よろしくお願いいたします。