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 2011年9月半ばに、日経エレクトロニクスの2011年10月3日号の特集「まだAndroidでいきますか」の執筆を終えた後、シルバーウィーク(と今年は言わないかもしれませんが)を利用して海外へ旅行しました(特集の概要は、中道記者のEditor's Noteや、日経エレクトロニクスの関連ページを参照願います)。渡航先はカンボジア。世界遺産「アンコールワット」があるシェムリアップ市を訪れました。

 職業病かもしれませんが、訪れた国におけるエレクトロニクス機器の普及状況は気になるところ。航空券とホテルだけを予約した“自由気ままな旅行”だけに時間は多くあります。やや嫌がる家族を連れて、シェムリアップ市内におけるエレクトロニクス事情を調査してみました。あまり深くは取材をしていないので、写真をお楽しみいただければ幸いです。

テレビは最高級モデルを販売

 まずは、テレビ。市内にある3階建てのスーパー・マーケット(日本の小型店舗ほどです)にある家電量販店に向かうと、入り口には、薄型テレビがズラリと並んでいました(図1)。その店舗で取り扱っていたのは、ソニーとパナソニック、韓国Samsung Electronics社、韓国LG Electronics社という4社の薄型テレビ。CRTテレビを取り扱っていないのが、意外に感じました。

図1 シェムリアップ市内にある家電量販店

 さらに驚いたのが、各社が販売する薄型テレビの仕様が、先進国向けとほぼ同じであること。例えばSamsung社が販売する55型の最上機モデルは、3D表示やネットワーク接続、LEDバックライトを搭載し、3500米ドルという価格でした(図2)。市内をトゥクトゥク(バイク型タクシー)で移動中にも、Samsung社の「Smart TV」やソニーの「Sony Internet TV」の広告看板を見かけるなど、「日本よりもテレビのネット対応は進んでいるのか」と思うほど(図3、図4)。

図2 Samsungが販売する最上位モデルの価格は3500米ドル

図3 Samsung社の「Smart TV」の看板

図4 ソニーの「Sony Internet TV」の看板

 とはいえ、薄型テレビの販売はまだまだのようです。日曜日の夕方なのに量販店はガラガラ、宿泊したホテルにはCRTテレビが設置されていました。トゥクトゥクで郊外へ出ると、大勢でテレビを囲む“街頭テレビ”状態でした。テレビ放送のデジタル化もこれからという状況なので、4社は市場開拓を進めている段階といえそうです。

ケータイはNokiaとSamsungの2強