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99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ、河野 英太郎著、1,470円(税込)、 単行本、208ページ、ディスカヴァー・トゥエンティワン出版、2012年3月
99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ、河野 英太郎著、1,470円(税込)、 単行本、208ページ、ディスカヴァー・トゥエンティワン出版、2012年3月
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1973年生まれ。東京大学 文学部卒業。同大学では水泳部の主将を務めた。大手広告代理店や外資系コンサルティング会社などを経て、2002年より現職。
1973年生まれ。東京大学 文学部卒業。同大学では水泳部の主将を務めた。大手広告代理店や外資系コンサルティング会社などを経て、2002年より現職。
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 私の肩書をご覧になった方は、「なぜ日本アイ・ビー・エムの人間が、『仕事のコツ』について書いているのか」と思われるかもしれません。本書を書くきっかけは、これまでの業務で得た経験から、「物事をうまく伝えることがいかにビジネスに役立つか」を紹介したいと思ったからです。

 私自身、以前は日本アイ・ビー・エムで、あるサービスのプロジェクトを統括していました。プロジェクト内では営業から開発までさまざまな職務の方だけでなく、外部の顧客に至るまで、数多くの方と接します。

 顧客に我々が手掛ける新たなサービスの導入を検討していただくには、その特徴を分かりやすく伝える必要があります。ただし、実際に顧客に対して我々のサービスを熱心に説明しても、その利点が伝えきれないことが多い。私自身も文系出身なので、技術者が作成した資料を十分に理解できないこともしばしばでした。

 こうした状況の改善に向けて、プロジェクト内の技術者に“伝えることの重要性”を説いていくことにしました。その頻度が増えてきたので社内でブログを配信してみると、想像以上に好評でした。それならば書籍化できるのではと考え、自ら出版社に売り込みに向かったわけです。本書は、すべてのビジネスマンに向けたものですが、本来の目的でいうと技術者の方にこそ読んでほしいですね。

 内容そのものは、決して難しいことを書いているわけではありません。先の業務に携わっていた時期だけでなく、私がこれまでの業務経験で感じた87の“仕事のコツ”をそれぞれ見開き単位で紹介しています。そのほとんどは、ごく当たり前のことですが、それを実践するだけで、ビジネスを進める上で役立ちます。

 この中で技術者の方に伝えたいものを選ぶとすれば、「『KISS(Keep It Short & Simple)』を心がける」と「『空白』と『文字』の配分は3:7にする」の二つです。知識が豊富な技術者は、真実を伝えることが重要と考えがちです。このため、メールは長文、プレゼンテーション資料は空白がなく真っ黒ということが多い。伝わらなければ、ビジネスチャンスを逃してしまいます。少しだけ心がけることで、素晴らしい技術を世の中に売り込むことができるはずです。(談)

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