これに対してAndroidは、2008年10月にAndroid搭載機種第一号(T-Mobile G1)が米国で発売されて以来、急速に世界市場の68%を占めるまでに成長した。Google社が開発したAndroidが急速にここまで成長したのは、2007年11月に規格団体を立ち上げて、オープンソースとして無償配布されているからであろう。
前述の図4における上位5社の内では、1位のSamsung社の他、台湾HTC社、中国ZTE社がAndroid端末を製造している(Android規格団体には世界の端末メーカー23社が参加している)。結局、世界のスマホ市場は、Googleの支援するAndroid陣営とApple社との2大勢力で争われる構図となっている。