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 CMOSイメージ・センサ(CIS)市場は、2009~2010年には経済環境の影響で厳しい状態にあったが、こうした状況は終わったようだ。ビジネスと技術の両面で興味深い新しいトレンドが数多く登場している。CIS市場の牽引役は、引き続き主に携帯電話機とタブレットPCである。欧州、日本、米国においては、画像を使った運転アシスト機能を自動車に搭載することを義務付ける規制が近々成立する。この規制で、自動車向けCIS市場は成長するだろう。

 日本、欧州、北米では、自動車に先進運転支援システム(ADAS: Advanced Driver Assistance Systems)の搭載が義務付けられようとしている。自動ブレーキ、車線逸脱警報、死角検知、暗視、道路標識の認識の機能を持った衝突回避システムを使って事故を防ぐためである。こういったシステムの多くは、画像の自動分析や可視化技術を利用している。将来的には、自動車には最大6個のカメラが搭載されるようになり、イメージ・センサ・メーカーにとって大きな成長のチャンスとなるかもしれない。現在のところ、米Aptina Imaging社と米OmniVision Technologies社が市場をリードしているが、競争も始まっている。2014年と2015年に、特に北米において需要が急増すると期待されているため、主要なイメージ・センサ・メーカーは準備をしている。

自動車以外では3分野に注目

 その他の成長分野として、次のようなものがある。

1)ジェスチャー認識。テレビや携帯電話、自動車、X線画像、産業用の非破壊検査に向けたもの。中期的には、数十万個のジェスチャー認識センサが売れると見込まれている。

2)X線CMOS検出器。新たなニッチ市場で、長期的に1年当たりのセンサ・ユニットの出荷数は数千しかないが、売上高は大きい。検出器自体が高価であるため、十分な収益を生み出す。