
ものづくりエディターズ・ルーム@虎ノ門
目次
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木崎が訪ねた「ものづくりパートナーフォーラム」出展企業―新日本テック編「超硬合金を回収する」
日経ものづくり2013年8月号「難加工材に挑む」の取材で訪問した新日本テック(本社大阪市)では、超硬合金をはじめとする難加工材のマシニングセンタによる切削加工の試みについてお聞きしました。同時にお聞きしたのが、使用済みの超硬工具を回収する取り組み。同社取締役社長の和泉康夫氏は、回収に取り組む一般社…
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強い工場アワード、受賞工場が決定しました
日経ものづくりは、2013年11月6日(水)、「システム コントロール フェア2013(SCF 2013)」「計測展2013 TOKYO」の会場である東京ビッグサイト 西ホールのアトリウムステージで、「強い工場アワード」の審査結果発表と表彰式を行いました。
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高収益メーカーScania社、ついに登場
日経ものづくり編集長から
「Scania社がなぜあれほど好業績なのか、我々にも理解しがたい。あれはマジックだ」(本誌2012年9月号特集1「あらゆる製品がモジュール化する」pp.30-55より)。かつて、独Volkswagen社の研究開発担当専務取締役にこう言わしめた、スウェーデンの商用車メーカー、Scania社。
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差異化の切り札としてのビッグデータ
ものづくり塾 Special「製造業を変革するビッグデータ活用の最前線」開催報告
「製造業のビッグデータ活用」をテーマに2013年9月6日に開催したセミナーでは、メーカー各社によるビッグデータの多様な活用法が紹介されました。製品単体や技術での差異化がますます難しくなる中、ビッグデータが差異化の切り札となる。そんな可能性を感じさせる事例が増えています。
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「自社の購買・調達の取り組みに満足していますか」---実態調査を実施中です
現在、『日経ものづくり』は、2013年11月号向けに企画した購買・調達活動の実態に関するアンケートを実施しています。実は、このアンケートを企画した背景には、7月末に開催した購買・調達をテーマとしたものづくり塾セミナーが好評だったことがあります。予想以上に大勢の受講者にお越しいただき、「勉強になった…
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試作が熱い
日経ものづくり編集長から
突然ですが、「試作レス」に挑戦されたことはありますでしょうか。試作は時間もコストもかかることから、可能な限りCAEや3D-CADなどを利用した「デジタル評価」に置き換えようとする取り組みです。
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「製造業にビッグデータ活用の専門家は必要か」の結果速報
「数字で見る現場」担当者から
日経ものづくりでは2013年8月下旬から9月上旬にかけて、「製造業版ビッグデータの活用」というテーマでアンケート調査を実施しました。アンケート結果の詳細は、本誌2013年10月号「数字で見る現場」に掲載します。ここではアンケート結果の一部を速報として紹介します。設問は、「製造業にビッグデータ活用の…
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日本発、コンパクトラインの衝撃---「革命」と呼ぶ理由
「特集1」担当者(強い工場取材班)から
コンパクトカーの新型「フィット」をホンダが発表しました。“生まれ(本格量産の場所)”は、国内最新の車両組立工場である寄居工場(埼玉県・寄居町)。新しいのは工場の建屋だけではありません。同社はここに、世界の先端をいく生産ラインを導入しました。
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製造業にデータ・サイエンティストは必要か---ビッグデータ活用に関する調査を実施中です
「数字で見る現場」担当者から
『日経ものづくり』は、2013年7月号でビッグデータの活用に関する特集記事を掲載しました。工場の生産設備や客先で稼働している自社製品などから日々生み出される膨大なデータを活用し、品質や生産性を高めたり、新たな価値を創出したりする取り組みが広まっています。そこで現在、ビッグデータ活用に関するアンケー…
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最先端の生産ラインを取材してみると…
日経ものづくり編集長から
既にご承知いただいていると思いますが、本誌はことし、「シリーズ・強い工場」と題して日本の製造業、そしてその象徴である工場を応援するプロジェクトを推進しています。
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「考え方の考え方」を身に付けるためのワークショップ
ものづくり塾「新事業モデルの確立と試作品の作製をリアルなテーマに基づいて実践」開催報告
画期的なアイデアをチームで生み出すための手法「デザインシンキング」。2013年7月3日に開催したワークショップの参加者には、当日の朝に初めて出会った人たちと一緒に全く新しい製品のコンセプトを夕方までに考案するという、ハードな活動に挑んでもらいました。
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“枯淡虚静の域”に入る切削加工
「特集1」担当者(代表)から
「日経ものづくり」2013年8月号の特集記事「難加工材に挑む」では、セミナー「ものづくり塾・切削加工」で講師を務めていただいている松岡甫篁氏にもご寄稿をいただきました。その打ち合わせでのこと…。 「工具の切れ刃って、本当はちょっとチャンファーを取った方がいいんですよね」とお話しになりました。すぐに…
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2種類のリーダー、2種類の技術者---「イノベーションへの取り組み」に関する調査、実施中です
「数字で見る現場」担当者から
記者になって十ウン年。そのうち6年間は、経営誌の記者を勤めていたこともあり、「組織のリーダーとは?」というお題をずっと考え続けてきました。数百人にも上る経営者の取材などを通して感じるのは、「良いリーダーは2種類に大別できる」ということです。その2種類とは…?
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難加工材に挑む企業が増えています
日経ものづくり編集長から
読者の皆様からご好評いただいている日経ものづくりのコラムの1つに、アンケート調査「数字で見る現場」があります。技術にかかわる旬のテーマについて技術者の方の生の声を拾うこの調査は、日経ものづくりならではといえます。そんな「数字で見る現場」の2013年8月号のテーマは、「新材料への期待」。
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「製品の競争力向上に、新材料の採用は有効か」の結果速報
「数字で見る現場」担当者から
日経ものづくりでは2013年7月初旬、「新技術への期待」というテーマでアンケート調査を実施しました。アンケート結果の詳細は、2013年8月号の誌面(「数字で見る現場」というコラム)に掲載します。ここではアンケート結果の一部を速報という形で紹介します。設問は、「製品の競争力を高めるために、新しい材料…
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ノウハウを形式知化しても必要とされる設計者
ものづくり塾「モジュラーデザインを実現する『設計手順書』の作り方」開催報告
「設計手順書はモジュラーデザイン(MD)を実現する上で欠かせない」――。MDの第一人者でセミナーの講師を務める日野三十四氏は、常々こう言います。自動車をはじめ多くの業界から注目されるMDになぜ設計手順書が不可欠なのでしょうか。それは、MDが設計を標準化することだからです。標準化とは、ある意味で誰でも…
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「人とくるまのテクノロジー展」で人だかりができた展示は?
特集2担当者から
『日経ものづくり』2013年7月号の特集2は、「人とくるまのテクノロジー展2013」(2013年5月22~24日)の報告です。今回は、会場での人だかりの多さに注目して取材をしました。会場には、多くの来場者が訪れあちこちに黒山の人だかりができ、自動車産業の底力と裾野を広さが感じられました。
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「新技術への期待」に関する調査、実施中です
「数字で見る現場」担当者から
日本メーカーがまだ発展途上にあったころ、何か新しい製品を造ろうとすれば、すぐに「材料がない」という状況に直面したという話をよく聞きます。魅力的な製品を企画しても、材料が調達できない、だって市場で販売されていないのだから、と。例えば、テープレコーダを造ろうと思っても、市場に適切な磁気テープは販売され…
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「何を造るか」が重要なのは承知しているが…
新連載「ホンダ イノベーション魂!2」の編集担当者から
『日経ものづくり』では、2013年7月号から「ホンダ イノベーション魂!2」の連載を開始しました。この連載は、2010年4月~2012年3月に掲載した「ホンダ イノベーション魂!」の続編で、筆者も前回と同じ中央大学教授(元・ホンダ経営企画部長)の小林三郎氏です。今回の連載のテーマは「人と組織のイノ…
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高効率エンジンの実現を支えたビッグデータ
特集担当者から
「1個ずつ加工量を変えています」――。マツダのガソリンエンジン「SKYACTIV-G」についてそう聞いたとき、にわかに信じがたいものがありました。SKYACTIV-Gでは、14という非常に高い圧縮比を実現するために、部品の加工量を個体ごとに調整することで、圧縮比を大きく左右するパラメータである燃焼室…