
ものづくりエディターズ・ルーム@虎ノ門
目次
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ビッグデータの最先端活用事例にはビックリです
日経ものづくり編集長から
本号の表紙は夏らしく、サーフィンをモチーフにしました。タブレット端末を手にしたサーファーは技術者の皆さんを、ビッグウェーブはビッグデータという時代の大波を表現しています。この大波をどう乗りこなせば良いのか、ヒントは特集1「攻めのビッグデータ活用」にしっかりと書き込まれています。
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女子高校生たちのタワーが高い理由
ものづくり塾イブニングセミナー「北米・北欧の最新活用事例から、創造的なアイデアの発想法を学ぶ」開催報告
既存の枠組みを超えたイノベーションを生み出す思考法として関心が高まっているデザインシンキング。そのセミナー会場で突如、乾燥パスタやマシュマロが用意されます。これから調理実習が始まる、わけではありません。限られた部材を用いて数人のチームでなるべく高いタワーを作る「マシュマロ・チャレンジ」というチームビ…
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インド人によるインド製造業のための「日本的ものづくり」---冷蔵庫工場での革新
インドの優秀な人材に日本のものづくりの神髄を伝えようという国際協力機構(JICA)の研修プログラム「VLFM(Visionary Leader For Manufacturing)」が、2013年春に終了しました。プログラム最終年度の日本での研修は私も一端を取材させてもらいました。6年近く続いた同プ…
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「海外拠点に展開したノウハウの社外流出」の結果速報
「数字で見る現場」担当者から
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あなたは技術者として「生かされて」いますか?
特集2担当者から
皆さんは、なぜ技術者という仕事を選んだのでしょうか。日経ものづくりの記者になって6年。これまでに数多くの技術者の方々を取材した経験から想像するに、皆さんが技術者になられたのは「モノを造って誰かの役に立ちたかったから」ではないでしょうか。では皆さんは日々の仕事の中で、モノを造って誰かの役に立っている…
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事故の痛みを忘れない
特集担当者から
日経ものづくり2013年6月号の特集では、近年頻発していた化学プラントの重大事故を検証しながら、多くの製造業に共通する「現場のノウハウや暗黙知が失われつつあるという問題」を取り上げました。記事では書ききれませんでしたが、特集で取材した三井化学の技術研修センター(千葉県茂原市)では、同社の岩国大竹工…
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プラント事故、「なぜ」「なぜ」「なぜ」を繰り返すと…
日経ものづくり編集長から
本誌の人気コラムの1つに「事故は語る」があります。本誌の前身である『日経メカニカル』1997年春に始まり、今年で17年めに突入しました。同コラムの狙いは、事故の犯人捜しではなく、技術的観点からの事故の原因究明にあります。本号では、その事故は語るが特集1です。
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「グローバル化とノウハウの共有」に関する調査、実施中です
「数字で見る現場」担当者から
円安による国内回帰が注目されていますが、企業の海外進出が依然として大きな流れであることは間違いありません。そんな中、海外拠点の能力をいかに引き上げるかに頭を悩ませている企業も多いのではないでしょうか。その1つのカギが、「国内拠点にあるノウハウをいかに海外拠点に展開するか」ではないかと思います。
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エンジン部品の現物を手に取って演習
ものづくり塾「Quick DRを始めよう」開催報告
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難解な手法も豊富な事例で身近に感じられる
ものづくり塾「事例で学ぶMTシステム」開催報告
「数式の意味は覚えなくて構いませんから」。故障診断や故障予知などに有効な手法「MTシステム」の原理を解説する上で、講師の立林和夫氏(品質工学・品質管理コンサルタント)は何度もこの言葉を繰り返していました。その代わりに同氏が多用するのが、事例に基づいた説明です。実際にMTシステムを活用した事例をたく…
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オーツ君の成長に乞うご期待
ことの発端は、技術コンサルタントの方と打ち合わせしている中で、ある資料をのぞかせてもらったことでした。それは、機械設計者向けにエレクトロニクスの基礎知識をレクチャーするためのもの。「これは面白いかも」と、このテーマで連載してみませんか」と提案したのです。
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終了後に個別相談の長い列
ものづくり塾「めっきの基礎から最新活用法まで~製品の性能向上に欠かせない『めっき』を知ろう」開催報告
「講師の方はめっきのことなら何でも知っていることが講演でよく分かりました。セミナー後に会社で困っていることを相談したら、具体的なアドバイスをいただけました」(ある受講者)。2013年2月27日、めっきの基礎から最新活用法までの「フルコース」を1日で提供するものづくり塾「めっきの基礎から最新活用法ま…
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とぅりーずって何ですか?
新連載担当者から
数カ月前のある日、O編集長が何やら意味深な笑みを浮かべて私のデスクにやってきました。「あのさ、トゥリーズ(TRIZ)って興味ある?」「と、とぅりーず?」「ロシアで生まれた問題解決のための発想法なんだけど、昨日の編集会議で『池松さんなら興味を持ちそう』って話になって…」「はぁ…」。その前日の会議は、…
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「私用で3Dプリンタを活用しようと思いますか」の結果速報
「数字で見る現場」担当者から
日経ものづくりでは2013年4月末から5月初旬にかけて、「3Dプリンタの利用実態」というテーマでアンケート調査を実施しました。アンケート結果は、2013年6月号の誌面(「数字で見る現場」というコラム)で詳しく紹介する予定ですが、今回はアンケート結果の一部を速報という形で公開します。設問は、「あなた…
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パソコンのメカ設計をとことん取材
特集担当者から
2013年5月号の特集2では、タブレット端末としても、キーボードがあるノートパソコンとしても使える、いわゆるハイブリッド型パソコンの変形機構を解説しました。近年のエレクトロニクス化の進展で、多くの製品から「動く部分」が少なくなってきています。そんな中、ハイブリッド型ノートパソコンには、からくり的な…
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ゼネコンへの取材で見えた「工場の今」
特集担当者から
日経ものづくり2013年5月号の特集1「スゴい最先端工場」では、工場の建物や施設に着目しました。それに際し、工場への取材と並行して進めたのが工場自体を造るゼネコンへの取材です。ゼネコン各社は、さまざまな業界の工場を手掛けているだけあって、工場に求められている条件の変化を感じ取っていました。
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マザー工場だけではない国内工場の役割
日経ものづくり編集長から
本誌はことし、「シリーズ・強い工場」と題して、日本の製造業、そしてその象徴である工場を応援するプロジェクトを推進しています。読者の皆様には、「シリーズ・強い工場」というロゴが付いた記事が随所にあるので、お気付きいただいていることと思います。本号の特集1「スゴい最先端工場」は、1月号の「12人の鋼の…
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「サムスン競争力の研究」新連載開始しました
元Samsung Electronics社常務の吉川良三氏による新連載「日本メーカーのものづくりを再考するための サムスン競争力の研究」を2013年4月号から開始しました。驚異的な成長を遂げて日本メーカーをしのぐようになった同社について、その強みと弱みを「競争力」の観点から分析するとともに、日本メ…
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「3Dプリンタの利用実態」に関する調査、実施中です
「数字で見る現場」担当者から
2012年の後半から、テレビ番組や新聞、雑誌などで「3Dプリンタ」という言葉を多く見かけるようになりました。そんな中でたびたび話題になるのが、3Dプリンタの定義です。最近、これだけ盛り上がっている背景の1つには、10万円前後の低価格機が登場したことがありますが、これらの装置と、数百万円や1000万…
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ベテランが去った今、貴重なノウハウの伝達人
ものづくり塾「プラスチックの強度特性を活かした強度設計とトラブル対策」開催報告
「何か質問はありますか?」 講義の区切りで講師の本間精一氏がこう切り出すと、受講者からバッと手が挙がります。ものづくり塾では数多くのテーマを設けていますが、本セミナーは質問の多さで恐らく一、二を争うと思います。何しろ、毎回、講義終了後の個別相談で長蛇の列ができるのです。ありがたいことである半面、会…