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①高級なイメージを創る
 日本のラーメン店は、美味しくて繁盛している店が多い。しかし、ちょっと失礼かもしれないが、多くは店が小さく、暗いイメージを受けるところも少なくない。中国では、店が小さければ、人気がない、儲かっていないと思われやすい。そのまま、中国に進出すると、現地の麺類の店と変わらず人気にならないだろう。

 味千ラーメンの場合は、中国のほとんどの店舗で、面積を日本のファミリー・レストランと同等程度にした。加えて、店舗のデザインに高級そうな雰囲気が出るものを採用。さらに、価格を中国の地場のラーメン店の数倍ぐらいに設定して、中国における麺類店のイメージを大きく変えてしまったのである。

 中国では、食事は友達や家族と一緒に楽しく味わうという文化がある。このため、そもそもカウンター席というものがない。テーブル席も2人掛けというのは少なく、4人掛け以上が標準だ。こうなると、おのずと店舗面積が大きくなる。

 店舗の立地もキーポイントだ。味千ラーメンは、中国ではほとんどの店舗を都市中心部の繁華街、ショッピングモール、空港などの一等地に出している。それが、斬新なラーメン店のイメージ創りに一役買っているのだ。

北京空港のターミナルにある「味千ラーメン」