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 新年度がスタートします。日経ものづくり編集部一同、気持ちを新たに、皆様により役立つ情報をお届けしてまいりたいと思います。

 新年度最初の4月号の特集1は「日本の装置はなぜ強いのか」。EMS(電子機器受託生産サービス)の世界最大手、鴻海精密工業(Hon Hai Precision Industry、通称Foxconn)が日本製の生産設備を利用しているように、日本の装置は世界のものづくりの現場に欠かせない存在となっています。その強さの秘密を探るべく、高田デスクと高野記者がシェアの高い装置を持つメーカーを取材。そこに、ある共通の「法則」があることを突き止めました。担当した高田デスクと高野記者が「鉄壁のサイクル」と名付けたその法則については、どうぞ、本誌でお確かめください。

 特集2は「ホンダ、鋼とアルミのハイブリッド・ドアを実用化」。担当したのは、近岡記者。当初、FOCUSでご紹介する予定でしたが、ホンダから非常に詳しい資料を入手することができ、急きょ特集に格上げしました。アルミと鋼を組み合わせたハイブリッド・ドアは、アルミドアと鋼ドアの「いいとこ取り」技術。わずかなコスト上昇で、大きな軽量化効果を手に入れることができます。ただし実用化には、大きな技術的な壁が…。ホンダがどのように壁を乗り越えたのか、豊富な資料を基に解説します。

 特集3は「待ったなしの原発テロ対策」。前号の特集3「原発『新安全基準』を検証する」に引き続き、物理学者で技術評論家の桜井淳氏に、日本の原子力発電所のテロ対策について寄稿していただきました。難題山積する原発問題。桜井氏と一緒に考えてみませんか。

 通常、こうした長編記事は2~3本なのですが、今号はあと2本あります。

 1つは、オープンなリアルタイムOS「TRON」の構築で知られる、東京大学教授の坂村健氏の特別寄稿「汎用ID『ucode』で製造業が変わる」。汎用ID「ucode」を使えば、物や場所を識別するだけではなく、中小企業が連携して大企業並みのものづくりを展開する「職人国家」にもなれるといいます。ucodeという側面から、製造業の明日に思いを巡らせてみてください。

 もう1つは、2010年4月号から2011年10月号に連載した「山田日登志のこれがムダなんや」。2012年7月号に続く2度めの復活です。今回のテーマは「工程カイゼン」で、セゾンファクトリーという高級食品メーカーにおいて、実に2億円分の出荷在庫を減らした取り組みをご紹介します。山田氏のカイゼン現場に同行した池松記者が、山田氏の目線で書き下ろしました。広くものづくりの現場で役立ちます。

 あと、新連載が2本始まりました。グローバルセンス「サムスン 競争力の研究」と、ものづくり塾・生産技術コース「最新接合技術の可能性」です。こちらも、ぜひ、ご一読くださいませ。