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 もうすっかり成熟した枯れた技術のようなイメージを抱いていましたが、まだまだ開発の余地があるようです、溶接技術には。2013年4月号から始まった、ものづくり塾生産技術コースの新連載「つなげないをつなぐ 最新接合技術の可能性」の編集を担当して、あらためてその奥深さに気付いた次第です(4月号関連URL)。

 お叱りを受けそうですが接合技術にはとんと疎く、「MIG溶接」と「TIG溶接」といった単語は知っていても、その違いをきちんと認識していませんでした。これまで厚板高張力鋼板(ハイテン材)にMIG溶接が適用できなかったことも知りませんでしたし、ましてアークが暴れるという現象があって、それがハイテン材のMIG溶接を阻んでいたとは…(4月号ではこれを解決して、厚板ハイテン材をMIG溶接できる新しい技術を解説しています)。「溶融液柱」や「スプレー移行型/グロビュール移行型」といった単語も、恥ずかしながら編集を担当して初めて知りました。

 ですが、逆にあまりにも知らないことだらけだったので、新しい知識を学ぶ喜びのようなものを感じました。同連載では、上述の新しいMIG溶接技術の他、今後、摩擦撹拌接合や異種材料接合といった技術の動向を取り上げる予定です。一見、地味とも思える接合技術ですが、なかなかどうして。読者のみなさまも、その奥深さを一緒に楽しんでみてください。