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 モーメンツは、SNS(Social Networking Service)サイト「Facebook」に類似した機能で、写真やメッセージを送ったり、「いいね」や「コメント」を付けたりできる。中国バージョンでは「微信朋友圈」と呼ばれている。自分が情報を公開したい範囲をグループで指定できる。また、Facebookとも連動できる。

 連絡先の追加は、WeChat独自のID、電話番号を連絡先として追加したり、QRコードのスキャンで友人の連絡先情報を取り入れたりするための機能。そして、Look Aroundとシェイクは、いわゆるLBS(Location Based Service)によるユーザー探しの機能だ。ビジネスマンとしては、名刺を切らしていたり、電話番号やURLのアドレスが長いため相手にうまく伝えられなかったりと、個人情報のやりとりに困ってしまうときがある。そこで、WeChatが提供したのが、位置情報による友人探し(Look Around)の機能や、スマホを振って、同時に振っている人がいれば互いの通信用の個人情報を交換するといった機能(シェイク)だ。簡単に情報を交換できるだけでなく、遊び心をくすぐる機能といえる。もちろん、対象は周りにいる人に限らない。世界中の、同時にスマホを振っている人を検索できる。

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筆者が日本で使っているWeChatの画面
WeChatでは、多様な情報をメッセージとして送信できる(左上)。スタンプ機能(右上)やソーシャル機能(左下)、シェイク機能(右下)といった機能も有する。
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 これらの機能は、個別に見ればどこかで見たようなものばかりであり、Tencent発ではないと思われる。しかし、それらを改良して合体させ全体としてうまく融合することで、使いやすいインターネット・サービスに仕上げている。例えば、Tencentは、LINEの強みであるスタンプ機能も改良しており、自分で作ったスタンプを追加できるようにしている。LINEと比べて、どちらが世界に受入れられるだろうか?