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 技術が社会に与えた影響と未来を論じてきている。昭和の時代に「三種の神器」と呼ばれた冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビは考察した。それに続く、「3C」(クーラー、カラーテレビ、カー)の内、前の二つは論じた(関連記事1関連記事2関連記事3関連記事4関連記事5)。それで今回は自動車と目論んでいた。

 「アベノミクス」と呼ばれている潮流で高級腕時計が売れているそうである。7000円と8000円だった株価が高い時には1万5000円超え。浮かれて、時計を買いたくなる方がいることは理解できる。今回は、この浮かれに乗じて方針変更。今回は時計を扱いたい。浮かれだけでなく、実は時計の歴史は自動車の未来につながる。

 さて、時計はメカの塊として出発した。当初は貴族の持ち物。大衆の憧れであった。もっとも、腕時計を本当に必要としたのは戦争。第一次、第二次の大戦を通じて作業の平準化がなされ、大量生産とコストダウンが達成された。いわゆる、大衆化である。ここまでは自動車と似た経歴を辿っている。もっとも、時計は自動車の先を歩いている。