今さら聞けない無線の話
目次
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第19回 Bluetoothの話(番外編)
Bluetoothの話が一段落したところで、今回は少しPAN(Personal Area Network)についての話をしたいと思います。
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第18回 Bluetoothのはなし(4)
BlueZはLinuxおよびAndroidで動作するオープンソースのBluetoothプロトコル・スタックです。Bluetoothの実装系としては最もポピュラーなものの一つだと思いますが、BlueZに関する解説は日本語はもちろん英語でも非常に限られています。今回はこのBlueZについて簡単な解説を行…
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第17回 Bluetoothのはなし(3)
Bluetooth+HSはBluetooth 3.0で新たに追加された「超高速モード」です。今回はこの+HSについての話を幾つかご紹介したいと思います。
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第16回 Bluetoothのはなし(2)
Bluetooth 4.0 は 2011 年 6 月に公開された、現時点における Bluetooth の最新仕様です。4.0 の特徴は「Low Energy(LE)」と「アトリビュート(ATT)」という仕様を取り入れたことですが、今回はこの2点に重点を置いて解説します。
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第15回 Bluetoothのはなし(1)
Bluetoothは1994年にスウェーデンのEricsson社によって開発された短距離無線通信規格で、2.4GHz帯、1MHz帯域幅のGFSK変調、79チャネルの周波数ホッピング拡散を用いています、というような解説はネット上のそこここに転がっていますが、そこから先の情報はあまり見かけません。Bl…
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第14回 UWBとは何だったのか?(4)
3回にわたって UWB にまつわる昔話を続けてきましたが、せっかくシャノン=ハートレイの情報伝達公式が出てきたことなので、ここで少し数式を使って考えてみたいと思います。
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第13回 UWB とは何だったのか(3)
前回、前々回にわたってUWB技術に掛けられた過大な期待、IEEE 802.15.3a標準をめぐる企業エゴの衝突、Wireless USBへの集中とその挫折という物語を取り上げてきました。今回はちょっと「上から目線」になることを承知で、一体UWBの何が悪かったのか、どうすればよかったかについて語って…
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第12回 UWBとは何だったのか?(2)
米国FCCが2002年2月14日に発表した法改正を受け、「革新的な新通信技術UWB」「数百M~数Gビット/秒の高速通信」「壁を超えて通信できる?」「雑音を利用して通信」「もはや周波数割り当てという常識は過去ものに」など、誤解や拡大解釈を含んだニュースが華々しく報道されることになりました。半導体業界で…
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第11回 UWBとは何だったのか?(1)
かつて「UWB(Ultra Wide Band、超広帯域無線通信)」というキーワードがエレクトロニクス業界を騒がせたことを覚えておられるでしょうか。壁を通して通信できるとか、有線接続より速い通信ができるとか、雑音を使って通信するとか、もはや周波数の規制を受けないのだとかの非常識な、しかし本当だとする…
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第10回 無線LANと通信距離について(6)
無線LANと通信距離についてお届けしてきたこのシリーズも、今回でいったん区切りとします。最後のお題は干渉についてです。
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第9回 無線LANと通信距離について(5)
ここまでのシリーズで、主に「通信距離の延伸」という観点から電磁波の伝達公式とアンテナの基礎について解説してきました。今回は「距離」や「パワー」「感度」以外の伝達阻害要因について少し触れてみたいと思います。今回のお題は「マルチパスとデッドスポット」です。
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第8回 無線LANと通信距離について(4)
前回はアンテナの各種とその特性・用途について説明しました。今回は知られているようで知られていない(?)アンテナ・カタログの読み方について紹介します。
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第7回 無線LANと通信距離について(3)
前々回・前回はフリスの伝達公式から空間・周波数・パワーと通信距離の相関について解説し、通信距離を延ばすには周波数が低いほど有利であること、無闇にパワーを上げても距離は大して延びないこと、アンテナを工夫すればパワーを上げたのと同じ効果があることを示しました。今回はそのアンテナのお話です。主に指向性とい…
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第6回 無線LANと通信距離について(2)
「アンテナの性能」を示す指標は幾つかありますが、最も代表的なものは(既に何度か出てきている)「利得(ゲイン;Gain)」です。ここはよく誤解されているところなのですが、アンテナの「利得」とは「電波をどれだけ効率よく拾うことができるか」を示す値ではなく、「どれだけ特定方向に絞って電波を放射できるか(あ…
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第5回 無線LANと通信距離について(1)
無線関連の製品を扱っていると、よく耳にするのが「どの位の距離まで使えるの?」という質問です。今回のシリーズではこの「無線と距離」について、基本原理から順を追って解説してゆきたいと思います。
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第4回 無線屋さんのおしごと(最終回)
仕様だとか規格だとか堅苦しい話が続いておりますが、このシリーズも今回でいったん仕切りとします。もう少しだけお付き合いくださいませ。
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第3回 無線屋さんのおしごと(3)
前々回・前回と「無線LAN はチップ買ってきて基板に貼り付けてドライバ入れれば動く、というものでもない」という話をしてきました。しかしこういう話をすると「じゃあ、何をどうすれば『動く』と言いきれるの?」という疑問が出るかもしれません。あるいは「いやしくも国際工業標準規格にのっとって作られているはずの…
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第2回 無線屋さんのおしごと(2)
さて前回、「組み込み機器の無線LAN対応」というテーマについて、主にハードウエア面から見た我々サイレックス・テクノロジーの「お仕事」を紹介致しました。今回は第2弾として、ソフトウエア面から見た「無線屋さんのおしごと」を紹介いたします。
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第1回 無線屋さんのおしごと(1)
筆者が働くサイレックス・テクノロジーは、無線LAN製品の開発製造販売を行っています。詳しくいえば、「組込み機器の無線LAN対応」、すなわち、パソコン以外のマイクロコンピュータ応用機器に無線機能を組み込む、というところに企業価値を主張しています。